フルリノベーションで理想の住まいを【横浜市港南区S様邸】②

こんにちは!エールハウス横浜店、一級建築士の後藤です。

前回のフルリノベーションで理想の住まいを【横浜市港南区S様邸】①に続いて、今回は実際の写真と一緒に工事のお話をいたします!

フルリノベーション・横浜市港南区S様邸
フルリノベーションとは

 大がかりな改築や、増改築のことを言いますが、骨組みを残して(スケルトン状態)耐震補強を兼ねて、お客様のいろいろなこだわり等を盛り込んだコンセプトリフォームなどが、そのように呼ばれています。

 

リノベーション工事スタートです♪

 

①工事前

①工事前

工事前の写真です。これから新しく生まれ変わります! わくわく♪

 

②解体工事中

②解体工事中

解体工事の途中です。外壁も窓も新しく交換します。

 

③躯体(構造体)

③躯体(構造体)

④躯体(構造体)

④躯体(構造体)

⑤躯体(構造体)

⑤躯体(構造体)

内部の床・壁・天井を解体して、建物の躯体(構造体)だけにしていきます。間取りを変更するのと一緒に、耐震性や断熱性など、建物の性能をアップする工事も行なっていきます。今回のような大規模リフォーム(リノベーション)の際は、間取り変更によって使い勝手を良くするだけでなく、建物の性能もアップさせることをオススメいたします。

 

⑥給水・給湯管

⑥給水・給湯管

青色が給水管、赤色が給湯管です。このあたりがキッチンとなります。一日の滞在時間の大部分を占めるであろうLDKスペースを、一番陽当たりが良い場所に来るように設計しました。

 

⑦増築部分基礎

⑦増築部分の基礎

⑧基礎コンクリート打完了

⑧基礎コンクリート打ち完了

増築部分に基礎を作ります。鉄筋を配筋して強固な作りにします。配筋をしたら型枠を組み、コンクリートを打ちます。基礎から出ている部材は、建物と繋ぐ大事な部材『アンカーボルト』です。

 

⑨増築部分躯体

⑨増築部分の躯体

⑩梁補強

⑩梁補強

増築部分の建物の躯体を作っていきます。もちろん増築部分も地震に強い作りにしていきます。既存部分と増築部分をつなぐ開口部は、2階の荷重を支えるために、梁で補強しています。梁で補強することにより、大きな開口も可能です。

 

⑪外部に構造用合板

⑪外部に構造用合板張り

⑫外部に防水紙

⑫外部に防水紙

外部に構造用合板を張ります。建物を面で支えて、耐震効果を発揮します。構造用合板の上には、水が入らないようにするために防水紙を貼ります。これで雨が降っても一安心です。

 

⑬防蟻処理

⑬防蟻処理

ユニットバスを設置しました。構造体のオレンジ色の部分は防蟻処理を行なった部分です。

 

⑭金物で緊結

⑭金物で緊結

⑮筋かいで耐震補強

⑮筋かいで耐震補強

⑯制振装置

⑯制振ダンパーの設置

筋交いと土台と柱を金物を用いて緊結していきます。耐震診断の結果、耐震補強が必要な個所は、このように金物や筋かいなどを入れて補強を行なっていきます。さらに今回はカネシンという耐震金物メーカーの制震ダンパー『V-RECS SG』を採用しました。制震ダンパーは地震時には揺れを吸収・抑制する効果があります。

 

⑬断熱材

⑬断熱材

⑭遮音シート

⑭遮音シート

断熱性をアップするために、床・壁・天井に断熱材を敷き詰めます。断熱材を入れた後、遮音性をアップするために、壁に遮音シートを張っていきます。遮音シートの上には石膏ボード→クロスを貼っていきます。

 

次回のブログでは、リノベーション工事の続きをお話しいたしますので、是非お楽しみに!

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