実家の再生 フルリノベーションの実例紹介します!プラン編

こんにちは!二級建築士の田渕です。建築の世界に入って、早くも20年以上経ちます。今まで得た知識を活かして、お客様のお役に立つ情報をお届けいたしますので、よろしくお願いいたします!

 

築40年以上の実家をリノベーション

今回、ご紹介する実例は、築40年以上の住む人がいなくなったご実家をリノベーションして住みたいというご子息からのご要望でした。

実は、依頼人のご子息の方も近くに家があり住んでいるのですが、その場所は売却して、ご実家に移り住むという計画でした。

 

建て替えかリノベーションか

当初、建て替えかリノベーションかで悩まれていました。

おそらく、皆さんも同じ悩みをお持ちだと思います。最終的な決め手になったのは、コスト面です。新築の計画をした場合に、敷地の条件的に建物以外に外構廻りや土留めなどいろいろと直さないといけない事が発生します。リノベーションの場合は、それらを直さなくて良いとは言いませんが、強制的制約からは逃れる事が出来るため、コスト面では有利と言えます。

もし、依頼人の方が、20代・30代と若い世代の方なら新築をお勧め致しますが、定年退職をされ老後を見据えてお住まいのご計画をされる場合は、これからの居住年数を視野にいれて考える為、リノベーションを前提にされる方が増えてきている印象です。

また、2世帯リノベーションもご依頼が増えてきており、実家をリノベーションして同居するなどといったケースを手掛けさせていただいております。

 

実例紹介

さて、今回の実例紹介をさせていただきます。

現況図

 

現在の間取りはこのような状態です。築40年以上の日本家屋とあって、和室が中心の間取りでした。延床面積は27坪程度です。どちらかと言うと狭小住宅といえます。

新たに入居される方はご夫婦2人です。どのようなプランをされますか?

 

今回計画したプランはこちらです。

1階

【1階平面図】

2階

【2階平面図】

立面図

【立面図】

 

今回のプランの特徴は、

  • LDKを広く見せる為に吹き抜けと畳コーナーを計画。横に広げられないので縦に広げる計画です。吹き抜けを計画した場所は、立地的に開けており、光が多く入る効果もあります。
  • 2階にあがる階段は少し緩やかに上がれるように計画。曲がり部分は平らな踊場に変更し、安心安全な設計としました。
  • 収納もできるだけ多くとり、奥様のお部屋には広めのウォークインクローゼットを計画しました。
  • トイレも1・2階に設置し狭小でありながら色々と詰め込むことができたと思います。

 

インテリアのご要望は古民家のテイストという事で、床や建具は濃い目の色にし、壁は真っ白ではなく、薄いベージュを基調としました。吹き抜けを造るときに出た梁も良いアクセントになりいい感じになりそうです。

 

工事スタート

いよいよ、現場が着工です。

解体

解体

解体

解体

解体

まずはスケルトン状態に解体しました!

次回は工事の進捗状況などや工事ポイントなどをご紹介したいと思います。

 

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