耐震性もアップで一石二鳥♪ 戸建住宅外部リノベーション工事~その壱~

 こんにちは! エールハウス藤沢スタジオ、リフォーム・リノーベーションアドバイザーの川西です。

 最近STAYHOMEで家にいる時間が多くなったので、休日はキッチンに立ち、なれない包丁捌きで料理を家族に振る舞っております。段取りもまだ悪いので師匠である妻の動きを観察し、目で盗んで勉強しています。

 さて、今回は【耐震性もアップで一石二鳥♪ 戸建住宅外部リノベーション工事~その壱~】をご紹介させて頂きます。その壱としましてどこをどんな材料で工事していくかをお伝えしていこうと思います。

 まずリフォームとリノベーションの違いについては既出のブログ記事をご参照ください。

 今回行なうリノベーション工事は、築40年ほどのお宅です。経年劣化している屋根瓦・外壁を一新し、合わせて耐震性や断熱性も改善する、現状の性能をより良く向上させる計画となっております。

 

リノベーション工事施工前

施工前 屋根

施工前 外壁

 屋根は瓦葺の為、相当な荷重が建物にかかっています。棟瓦を留めている銅線もところどころ切れています。台風被害が多い昨今、心配ですね。

 今回の工事では全て瓦屋根を下ろし、金属屋根に葺き替えをします。

 外壁はモルタル壁です。今回の工事はこのモルタル壁を全て剥がして下地補強の上、金属サイディングを張ります。

 

使用材料と仕様(屋根)

IG KOGYOのスーパーガルテクト

IG KOGYOのスーパーガルテクト

 今回は『IG KOGYOのスーパーガルテクト』を使います。ガルバリウム鋼板製の金属屋根です。和瓦屋根に比べて、なんと1/10の重さと超軽量です。100㎡換算だと、瓦は≒5t。スーパーガルテクトだとわずか≒500Kgです。

 瓦のように重い屋根だと建物の重心が高くなるため地震の際、振り子の原理により揺れ幅が大きくなります。そのため柱や横架材など構造耐力上主要な部分に掛かる負担は大きくなります。今回の工事では、超軽量の屋根材にリノベーションすることにより、建物の重心の位置を低くして地震時の揺れ幅を抑え、構造材への負担を減らします。耐震上有利な建物になります。

 さらに、抜群の耐久性と瓦をも凌ぐ断熱性を合わせ持った名前の通りスーパーな屋根材になっています。

※IG KOGYO スーパーガルテクト メーカー商品紹介ページ→ https://www.igkogyo.co.jp/syohin/detail.html?id=20

 

使用材料と仕様(外壁)

KMEW 金属サイディング はる一番

 

 今回は、『KMEW金属サイディングはる一番』を使います。屋根の材質と同じくガルバリウム鋼板製の外壁仕上げ材です。

 屋根同様に超軽量となっており、既存のモルタル壁と比べると1/10の重さとなり、窯業系サイディングで1/5ほどの重さになりますので、屋根同様に地震時の揺れ幅を抑えることが出来ます。

 リフォームにもに適した外装材で既存の外壁を剥がさずに重ね張りする工法も確立されています。今回は重いモルタル壁を全て剥がし、性能が良い断熱材を入れ替えます。構造用合板で建物を固めて通気工法という仕様で、外壁間に中空通気層を設ける施工仕様とします。

※KMEW金属サイディング はる一番 メーカー商品紹介ページ→ https://www.kmew.co.jp/shouhin/siding/haruichi/

外壁の通気工法

外壁の通気工法

 

【屋根と外壁の詳細仕様】

 屋根(既存瓦おろし)

  • 下地:ア12構造用合板重ね張り
  • 下葺き:改質ゴムアスファルトルーフィング
  • 屋根材:超高耐久ガルバリウム鋼板屋根 IG KOGYO スーパーガルテクト 

 

 外壁(既存モルタル壁解体(木摺・断熱材共))

  • 断熱材:断熱等性能等級4対応高性能グラスウール 旭ファイバーグラス アクリアネクスト 厚90
  • 下地:構造用合板張り 厚9+透湿防水シート+通気胴縁(樹脂タイプ )厚18
  • 外壁材:ガルバリウム鋼板金属サイディング KEMEW はる一番 厚16

 

雨樋と玄関ドアも交換します

 雨樋も全て交換します。今回使うのは『Panasonic シビルスケア PC-50』です。樹脂の中にスチール芯が挿入されているので、通常の雨樋よりも熱収縮による破損に強く積雪による変形・破損にも粘り強く衝撃にも強い製品となっています。

Panasonic シビルスケア

※Panasonic 雨とい メーカー商品紹介ページ → https://sumai.panasonic.jp/amatoi/aian/lineup/s09_si_pc77_01.html

 

 玄関ドアは、『LIXIL 玄関ドア Rechentリシェント』に交換します。既存のドア枠を壊さず新しい枠をカバーして設置できるので解体補修費などが掛からず工期もたったの1日で施工できるリフォーム用の玄関ドアです。今回は夏場の暑い時期でも、ドアを閉じて施錠しても通風が取れる採風タイプの商品仕様になっています。

リシェント

採風タイプ

カバー工法

LIXIL Rechent メーカー商品紹介ページ→ https://www.lixil.co.jp/lineup/entrance/rechent_door/

 

完成イメージ

完成イメージ

 こちらが外観の完成イメージパースです。完成が楽しみですね♪

 次回は『屋根工事編』をお届けしたいと思います。

 

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