崩れかけの危険な庇を安全に!~庇の造作工事~

 皆様、こんにちは!エールハウス藤沢店、二級建築士の新井田です。

 現在、藤沢市江ノ島で工事させて頂いており、毎日江ノ島の海を見ながら仕事をしています!江ノ島の工事状況も近いうちブログにアップしようと思っておりますので、是非お楽しみに!

 さて今回のブログでは、昨年甚大な被害をもたらした台風19号の際に、崩れてしまった庇の改修工事をさせて頂いたので、その工事内容をご紹介いたします。

 

台風被害で崩れた庇

まずは既存の屋根の写真です。

かなりボロボロでいまにも崩れそうな状態です。

 かなりひどい状況です。台風の風で飛ばされたものがぶつかり、垂木が折れてトタン屋根が折れ曲がってしまっています。柱もこれでは屋根荷重をまったく支えられない為、いつ崩れてもおかしくない危険な状態でした。木材も長年雨ざらしの状態で劣化してしまっています。

 そこで今回は、この危険な庇を大工さんに撤去・造作してもらい、頑丈な庇に作りかえさせて頂きました。

 

庇造作工事

 まずは既存の庇を撤去し、下地からやり直します。

下地を組んでいる様子。大工歴35年の佐々木大工さんが工事しました

 

 外壁にも受け枠を組み、より頑丈になるように組んでいきます。

外壁にも枠を組みます。

 

 下地が組み終わった後、屋根材を取り付ける前にキシラデコールと呼ばれる塗料を塗っていきます。

キシラデコールを塗っている様子。

 このキシラデコールとは何かというと、屋外木部用木材保護着色塗料というもので、外部で使う木材の保護をしてくれます。このキシラデコールは木部に浸透し、内部から防腐・防カビ・防虫効果を発揮し、また撥水性もある優秀な塗料です。木材は水にぬれると、腐食・カビが発生したり、シロアリなどの害虫に食べられたりと屋外に使う材料としては金属に比べると不向きです。しかし、この塗料を塗布することで、木材を屋外でも長く使うことが出来ます。

 塗装後、屋根材を取り付けていきます。

波板を張り、工事完了です!

 お客様宅は沿岸部沿いなので、潮風により既存のトタンは錆びて劣化していました。そこで、今回の材料はポリカーボネート波板に変更しました。また、既存の屋外照明も壊れて使えなくなっており、夜は暗く危険だったため、LEDの屋外照明を取り付け致しました。

透明のポリカーボネートなので採光を確保することが出来ます

LED照明を取り付け夜でもかなり明るくなりました。

 既存よりも丈夫で安心な庇が完成しました!お客様にも『安心して過ごせる』と喜んでいただけました(^^)/

 弊社では優秀な大工さんが多数活躍しております。お住まいで困っていることなどございましたら、お気軽にご相談ください。

 

 横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!

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