にいだの床ブログ ―vol.1― フローリングの歴史 畳から板張りへ

 皆様、こんにちは! エールハウス藤沢店、二級建築士の新井田(ニイダ)です。

 今回は『にいだの床ブログ vol.1― フローリングの歴史 畳から板張りへ』をお届けします(^^)/

床材といえば何を思い浮かべますか?

 私はフローリングを思い浮かべます。フローリングは誰もが知っている床材で、皆様のお宅で、必ず1部屋はフローリングのお部屋があるのでは無いでしょうか?

無垢フローリング

 フローリングとは、木質材料を表面加工した床板です。近年では化粧シートを貼ったものや、特殊塗装をして傷に強いものなどが一般化してきています。

 そもそも、『なぜフローリングが普及し始めたのか?』フローリングの歴史についてご紹介いたします!

 

フローリングの歴史

 フローリングは、数十年前に建材メーカーの開発により誕生しました。

 『そんな最近なの?今までの物はフローリングじゃないの?』と思う方が大半だと思います。

 フローリングは元々、天然木を板敷きした物が始まりです。今で言う「無垢」の床が一般的でした。無垢材は今でこそ高級品として人気ですよね。

 『無垢もフローリングでしょ?』とお思いの方もいるかと思いますが、昔はフローリングではなく、「縁甲板」と呼ばれ、現在使われているフローリングよりも長尺の一枚板が主流でした。

縁甲板

 しかし木の性質上、水分を含んで、膨張・伸縮・反りが発生し、隙間が生じると言う問題点がありました。

 その問題点を解決する目的で、木の表面を合板などに張り合わせた「複合フローリング」が誕生しました。これが今でも幅広く使われているフローリング材です。

 では、『なぜフローリングが一般化したのか?』についてお話いたします。

 平安時代から板張りの床は存在していましたが、日本家屋のメインの床は畳でした。畳は断熱性に優れ、「居室では畳」、「廊下など移動に使う場所は板張り」と使い分けられていました。江戸時代まで畳は広く使われていたのです。

廊下の板張り

 

 明治維新以降西洋文化が入り、板張り床の「洋間」が広まります。明治時代後半より一般家庭でも洋間を取り入れるようになり、応接間を洋間として住宅の一部に取り入れるようになります。日本住宅は応接間がもっとも重要な場所として位置づけられていました。

 しかし、明治時代末には家族本位の考え方が広まり、居間を中心とする住宅形式へと変わっていったのです。それに伴い、家族で食事をする形式にも変化が見られます。

 昔までは畳敷きに銘々善をテーブル代わりにしていましたが、西洋文化の普及・家族本位の思考に変わり、テーブルで食卓を囲む文化が定着しました。

銘々膳

卓上テーブル

 上の写真は畳敷きでの食事スタイルです。二枚目の写真は、よくドラマなどで見る卓状テーブルですね。

 そして、テーブルを居間に置き食事を摂る文化に変わっていきます。それに伴い、居間を中心とする居室は、畳から板張りへと逆転していったのです。

ダイニングテーブル

 これが、フローリングが一般化したもととなる、畳から板張りが主流になった経緯です。時代とともに、床だけでなく住宅形式も変わっていますね。

 

新しい床材の誕生

 高度経済成長に伴い、新しい床材が次々に誕生していきました。ビニル床シートやビニル系タイルなどのシート系の床材や、絨毯などが使われるようになります。

 シート系の床材は、現在でも洗面所やトイレなどの水廻りによく使われています。

洗面室・ビニル床シート

 絨毯は高度経済成長期を経て、豊かさを表現するものとして数多く使われてきました。吸音性が非常に高いので、マンションなどの上下階の騒音問題にも対応できる床材として使われていました。

マンション・絨毯

 しかし、ダニやアレルギーなどの健康被害が問題となり、再び板敷きの床が再注目されました。

 そして、木材の弱点である防音性や傷・防水性・施工性などの様々な問題を解決するべく、建材メーカー各社からフローリングが誕生したのです。

 日々フローリングの性能は進化し続けているのです!

 

 いかがでしたか? 次回も、フローリングについてご紹介いたします♪

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