ダクト穴もしっかり補修!エアコン工事事例のご紹介

みなさん、こんにちは! エールハウス藤沢店スタジオ、リノベーション設計・施工プランナーの荒川です。

リフォームやリノベーションをしようと思われるきっかけは、内容や状況によってさまざまなケースがあると思いますが、

「古くなった・汚くなった・壊れた箇所を直したい」

「不便・不安・危険な箇所を解消したい」

といった理由をお客様からお聞きすることが多いです。

そのような時その問題箇所を直すことはもちろんですが、それだけではなくせっかくの機会だと考えて少しプラスアルファをしてみるとリフォームするのが楽しみになってみたり、リフォームをやって良かったと思えたりします。

今回は『エアコン工事事例』をご紹介します。

 

お客様のご要望・現況

  • 2階の和室のエアコンが古くなってきたので新しくしたい。
  • 今付いているこのエアコンは昔交換したことがあって2台目になりますが、その時は家電屋さんに交換してもらいました。ただそのやり方が、ダクトの穴の位置がズレてしまったのか、もともとの穴と位置が合っていないのを誤魔化しているのかよくわからないけど、エアコンの室内機の周りが変になっているのがずっと気になっている。
  • 我が家のエアコンのダクトは隠蔽配管になっていて、その時エアコン本体だけ交換してダクトは変えなかったのですが、今回はダクトも新しくしてもらいたい。

工事前

工事前

 

プランニングポイント

  • 現状ダクトが壁の中などに隠蔽されているので基本的に既存のダクトはそのままとして、新たにダクトをどう通すかを現場で確認していきます。
  • まず室内機を設置する部屋が2階で、近くにベランダや屋根が無いので室外機は下に置くことになります。隣地境界の塀との間隔が狭いためハシゴで作業するにはスペースが不十分で、2階のエアコンの高さまでハシゴを伸ばすことができそうにありません。

これでは作業足場が必要になってしまいます。

【工事前】

 

室内側を見てみると、まず思ったのは室内機の左側にダクトを通すことができれば良いのでは?ということでしたが、障子の引き込み部分がエアコンよりも高い位置にあるのでダクトが逆勾配になってしまい、この案は即却下としました。

【工事前 障子引込部分】

 

次に考えたのは、室内機の裏側はすぐ外ではなくパイプスペースのようなデッドスペースのような空間となっていて、そこがどうなっているか、そこを利用できないかと思いました。

図面を見てみてもやはりパイプスペースのような空間でした。

ちょうど隣が押入になっているので、事前に押入の中の壁を一部開けてこの中を確認するのが良いのではと考えました。

【イメージ図】

 

お客様にもご相談の上、さっそく押入の中の壁を開けて確認しました。

 

確認したところ、やはり計画通りにできることがわかりました。

この空間内に新たにダクトを一度入れ、出来る限り低いところまでダクトをおろすことで、外からハシゴでも作業できそうな高さで屋外にダクトを出すことができます。

これで作業足場は必要なく工事ができそうです!

 

※尚、確認のために開口した押入の中の壁は、この事前の確認のためであるのはもちろんのこと、交換する際にもここから作業もしますし、今後いつでも点検できるようにしておきました。

 

【押入からの点検】

 

【押入からの点検】

 

エアコンの室内機の裏の補修方法については大がかりにはせず、また部屋全体の京壁の工事まではせず、ここの穴が塞がればよいとのことで京壁風のクロスで仕上げることとしました。

 

工事スタート!

  • まずは既存のエアコンを撤去します。

【工事中 エアコン撤去】

  • 大きな穴を塞ぐのとクロス下地の意味でこの面だけベニヤを捨て貼りします。
  • 同様にこの面に京壁風のビニールクロスを貼って仕上げます。

 

【工事中 ベニヤ捨て張り】

【工事中 クロス貼り】

 

  • あとはここに室内機を設置し、計画通りに裏の空間にダクトを通して室外機と繋げば、なんなく工事は完了です。

【工事中 エアコン設置】

 

工事完成!

【工事前 室外機】

【工事後 室外機】

【工事後 ダクト】

【工事後 室内機】

 

 

ちなみにですが、今回1階の窓の工事もしました。

窓ガラスが全く動かなくなってしまったとのことでしたので、カバー工法で新しい窓にしています。

見た目的にビフォーアフターとしては正直わかりにくいので割愛するのですが、それなのにご紹介したのはこれをお見せしたかったからです。

【窓ガラス分解中】

【錆びてしまった戸車】

 

窓ガラスがビクともしないので、なんとか既存のサッシを分解しガラスが割れないようにしながら2枚の窓ガラスを外すことができたのですが、下に付いている戸車を見てみると写真のような状態でした。

普段開け閉めをしていなかった窓ということで気付かないうちにこうなっていたようでした。こちらが海岸に程近いこともあってか、戸車が錆びて膨張してしまったのが原因で窓ガラスの開け閉めが全くできない状態にまでなったのでした。

皆様ももし窓の開け閉めに違和感を感じるようになってきたら、早めにご相談されることをオススメします。

 

お客様の声

エールハウスさんには19年前に窓のリフォームで一度お世話になりましたが、そのあともずっと気にかけていただいていて、「その後工事したところ問題ないですか?」とよく来てもらっていました。

今回は、その時やっていただいた隣の窓についてと、一緒にエアコンについてのご相談をしたいと思いご連絡しました。

地元のリフォーム屋さんですししっかりやってくれるだろうと思いご相談しましたが、やはりエールハウスさんにやってもらって良かったです。また何かの時は宜しくお願いします。

 

横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談ください!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!

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