現場で見つけた意外な裏側!~鉄骨階段編~

皆様、こんにちは!エールハウス藤沢店、二級建築士の新井田(ニイダ)です。ここのところ、少し涼しくなってきたと思ったら、また暑さが戻ってきましたね。。。 職人さんは暑さの中、大変です。感謝感謝。

さて、今回は外部塗装をした現場で見つけた”あるもの“を紹介したいと思います。

まず今回の現場は横浜市港南区某所のO様宅です。こちらのお宅は斜面に建てられた住宅で、傾斜下にO様宅があり、傾斜上は道路になっています。

その道路に面して鉄骨・コンクリートで出来ている駐車場があり、鉄骨階段でつながっている珍しい作りになっていました。

 

塗装前の現場確認でまさかの!?

今回は外壁・屋根・鉄骨部の塗装のご依頼でした。塗装のための足場をかけ、塗装前の高圧洗浄を職人さんにしてもらった後、私も既存の塗装面の腐食、錆等の確認で足場に上がりました。

まず外壁、屋根を確認し、鉄骨階段の確認をしていました。その時、鉄骨階段の裏側を見た際に、ふと”あるもの”に目がとまりました。

初夏だというのになんと鉄骨の裏側に氷柱があるのです!

鉄骨階段の裏に氷柱!?

 

びっくりして目を凝らして見てみると、それは氷とはまったく違うものでした。なんと鍾乳石のようなものが広がっていたのです!

鍾乳石のようなものが!!

 

鍾乳洞とは皆様ご存知だと思いますが、石灰岩が地下水などで浸食されてできた洞窟です。その際に氷柱状に垂れているのが鍾乳石です。エールハウス藤沢店がある藤沢市の観光名所で有名な江の島岩屋でも見ることができます♪

少し脱線しました・・・まさか鉄骨の裏側で見られるとは思いませんでした!笑

写真を撮り、その日の夜に上司で一級建築士の後藤さんに話したところ、その正体を詳しく教えていたただきました。

 

鍾乳石のようなものの正体とは・・・!?

なんと!その正体は、コンクリートから滲み出た”アク”だそうです。白華と呼ばれる現象で、コンクリート表面層の遊離石灰などの可溶成分が、浸透した水分により溶かされ、表面に滲み出たものが二酸化炭素と反応して固まる現象だそうです。

コンクリートではよくある現象なのですが、ここまで鍾乳洞のようになっている白華は、数多く現場を担当しているベテラン後藤さんも初めて見たようで、とてもビックリしていました!笑

現場でこのような神秘的な現象に出会えるとは夢にも思わなかったです。

皆様のお宅にも珍しい現象が隠れているかも?探してみると面白いかもしれませんね!

 

横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!

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