こんにちは!二級建築士の田渕です。建築の世界に入って、もうすぐ20年経ちます。今まで得た知識を活かして、これからお客様のお役に立つ情報をお届けいたしますので、よろしくお願いいたします!
皆さん、ウッドデッキの床材には、ハードウッド、ソフトウッド、人工木の3種類の材料があります。それぞれのメリット・デメリットはご存知ですか?
①樹脂・人工木
☆メリット
- 腐らず、害虫に強い、耐久性抜群
- 加工がしやすい、DIYでも扱いやすい
- メンテナンスが必要ない
- ささくれがおきにくい
- カラーが豊富で比較的安価
★デメリット
- 本物の木ではない
- 熱を吸収しやすい、夏に表面が高温
②天然木(ソフトウッド)
☆メリット
- 木のぬくもり美しさがある
- 木が柔らかい為、DIYでも扱いやすい
- 夏でも熱くなりにくい
- 価格が最も安い
★デメリット
- 腐りやすい、害虫に弱い
- 経年劣化で色あせが起こる
- 防腐剤・塗装をこまめにする必要あり
- 反りやささくれが出ることがある
③天然木(ハードウッド)
☆メリット
- 木のぬくもり美しさがある
- 腐りにくい、害虫に強い、耐久性高い
- メンテナンスの必要ない
★デメリット
- 木が硬く、加工困難
- 樹液が染みでることがある
- 経年劣化で色あせることがある
- 価格が高い
- ささくれが出ることがある
上記のように、素材によって長所・短所があります。それ以外にも、樹脂・人工木の場合、多くがエクステリアメーカーの商品が多く、現場によって対応出来ない事が多々あります。
そのような場合、天然木(ハードウッド)による自由設計・現場対応が出来るメリットについてお話をしたいと思います。現場の敷地が異形であったとしても、天然木では異形に合わせて現場にて対応が出来ること、素材の美しさ、メンテナンスがほぼ必要ない事があげられます。
天然木(ハードウッド)実例
では先日、完成した実例をご紹介いたします!施工地域は横浜市の栄区でした。
敷地の条件として、向かいに高低差があり、河川でした(敷地境界は、低地の部分)。土留めブロックよりも河川側に境界がある為、少しはね出して最大限土地を有効に使いたいというご希望だが、向かい道路からの視線が気になる。ついでに屋根が欲しいと、なかなかのご要望でした。エクステリアメーカー品では全て施工不可との事でしたので、天然木(ハードウッド)を使用して当社にて設計・施工をさせて頂きました。
特別に塗装などはしておりませんが、素材そのものの色味とぬくもりが感じられて大成功でした。私もいつかは自宅に造りたいなぁと夢を見てしまいました。
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