上棟式を行いました(横浜市南区・新築工事)

藤沢店の吉田です。前回、地鎮祭をブログでご紹介した『横浜市南区のお客様』の工事の方も無事に棟が上がりましたので、上棟式を行いました。

出席者はお施主様とお母様、お施主様のご親族のご夫妻と弊社の会長、設計者の私と現場監督、施工に当たっている大工さん4人で執り行いました。

無事に棟が上がりました

無事に棟が上がりました

上棟式は建前、棟上式、建舞など色々呼び名がありますが、建前は本音と建前の由来になっているようです。今回記事を書くに当たり調べところ、大昔の棟梁が建前の前日に玄関の柱を短く作ってしまい、悩んでいたところを、奥さんの気転により無事上棟する事が出来たという実話が元になっているそうです。

今回は略式で行いましたので、式に先立ち、棟梁に魔よけのための幣束(へいそく)を鬼門に向けて設置して頂きました。これは建物が完成してからもずっと残る工事の安全を祈願した飾り物です。

魔よけのための幣束(へいそく)

魔よけのための幣束(へいそく)

幣束(へいそく)を鬼門に向けて設置

幣束(へいそく)を鬼門に向けて設置

 

 

工事の後片付けをし、座席のセッティングをし、工事関係者は半纏を着用し式を行いました。現場の工事担当責任者が上棟式の司会の紹介を兼ねて、上棟式の開会の詞を述べさせていただきました。

まず、最初に四方固めの儀を行いました。これは、建物の四隅の柱にお米、お塩、お酒をまき、天地四方(天と地、東西南北を指す言葉で世界の全体を意味します)の神を拝みます。お米はお施主様、お塩は棟梁、お酒は私が担当で祓い清めました。

四方固めの儀1

四方固めの儀1

四方固めの儀2

四方固めの儀2

今回はお施主さまにもご協力いただきましたので、安全を考え1階の四隅をお清めいたしました。本来ならば祝詞奏上や餅まきや銭まき等色々あるのですが、略式なので、割愛させていただきました。お施主様から労いのお言葉をいただき、弊社の会長に挨拶をしていただきお神酒で乾杯をさせていただきました。

上棟式にて2
上棟式にて

最後は、お施主様が御用意していただきましたお食事で直会(なおらい)を頂戴させていただきました。お施主さんも施工している大工さんも余り顔を合わせて話をする機会がなかったので、コミユニケーションが取れる良い機会になったかと思います。お酒も入り、なごやかな雰囲気で直会は盛り上がりました。大工さんもお施主様の為に良い仕事をしてくれればと思います。お施主様には心遣いをいただき感謝いたします。