こんにちは!二級建築士の田渕です。建築の世界に入って、早くも20年経ちます。
今まで得た知識を活かして、これからお客様のお役に立つ情報をお届けいたしますので、よろしくお願いいたします!
今回のご紹介物件は、ある日突然、漏水が発生したお客様です。
天井から水が!
お客様からご連絡頂いた内容は、『雨漏りしているかもしれないので見てほしい』と言う内容でした。伺ってみると天井から水滴がたれるの確認しましたが数分に1、2滴程度でした。
屋根があるわけではないし、雨も降っていない?
上の階でなにかこぼしましたか?不思議ですね?
そんな感じでした。
水道メーターを確認
【コマは回っていない?】
水道メーターには水が流れるとくるくる回るパイロットがあり、漏水していると水を使っていないのに、パイロットがくるくる回るので確認ができます。
コマは回転していないので漏水ではないなと判断しました。
原因は2階トイレか???
水道メーターを止めて水を完全止めた状態でも、ポタポタ落ちてくるので、2階にあるトイレの排水かトイレの接続部が悪いのかなと考えました。
2階のトイレを流さなければ垂れて来ない感じでしたので、2階のトイレを使わないで様子を見てもらうことになりました。
次の日ご連絡を頂きお話しを伺ってみると、『2階のトイレを使ってないのに、水滴の量が増えました』との事でした。
不思議ですね? どこからですかね???
天井の確認
そこで、天井のクロスを一部はがしてみました。
【給水管からの漏水を確認】
漏水により、かなり広範囲に浸水していることがわかりました。実は過去にも他の場所で何度か漏水をされており、お困りでした。
天井の一部をはがして確認をした所、給水管からの漏水を確認出来ました。
漏水している量が少量の為、水道のコマも回らず発見しにくい状況でした。配管を被覆している断熱材が水を吸い続け、飽和状態になり、ポタポタと浸水続けていた状況でした。
原因としては、経年劣化によるものだと思われます。
古くなった給水管
古い鉄の給水管は年数の経過で劣化します。
しばらく使ってなくて、水を出したときに、茶色い水が出る場合は劣化している可能性が高いです。漏水の危険もありますし、衛生的にも良くないですね。水道は使用しないと劣化します。
30年近く経った配管は交換が必要になります。
現在は、鉄管や銅管などはあまり使わず、樹脂管が多くなりました。金属のような劣化はなく、経年劣化の漏水は少ないと言えると思いますし、リフォームで計画するときには配管の自由度がある為、施工しやすい特徴があります。
給水給湯管の交換
【計画のポイント】
色々とご説明をさせてもらい、給水・給湯管の交換をする事になりました。
水道メーターから各設備機器に接続する経路をどうするか、どこまで隠ぺいできるかが計画のポイントになります。
今回は、内部は天井裏から配管して、どうしても露出になりそうなところは、壁をふかして配管が通る空間(配管スペース)を造り綺麗に施工しました。
外回りは露出で配管して専用のカバーで施工しました。
外水栓も付けました。
これで、長年悩まされてきた漏水も気にする事もなくなり、安心に生活できるようになったと喜んで頂けました。
エールハウスでは、建替え新築工事から水廻り商品のご提案、リフォーム無料相談を常時やっております。皆様のご来店、スタッフ一同心よりお待ちしております。
エールハウスでは、『皆様の暮らしが快適で笑顔があふれる住まいづくり』をきめ細かくお手伝いさせて頂きます。
エールハウスの各スタジオでは、常設で水廻り設備などを展示しています。お住まいのご相談やスタジオ見学など、お気軽にお近くのエールハウススタジオへお立ち寄りください。皆さまのお越しを、スタッフ一同お待ちしております(^^)/
★スタジオ情報は下のスタジオ写真をクリック★
★各スタジオの紹介動画もYouTubeにて公開中です★
この他にも、様々な動画を公開中です!