みなさん、こんにちは! エールハウス社長、一級建築士・宅地建物取引士の伊丹です。
マイホーム購入を検討の際、最近は中古物件を購入して、自分好みにリノベーションする方が増えているのはご存知でしょうか。
そのような需要が増えた背景には、以下の理由が挙げられると思います。
- 少子高齢化で空き家が増えてきているため、好条件の物件が増えている
- SDGsの観点から、スクラップ&ビルドではなく、廃材を減らしたり、今あるものを活かす考え、つまりサスティナブル(持続可能)な住まいづくりが注目されている
- 一般的には新築よりは費用を抑えることができる
以上のような理由で、中古物件を購入してリノベーションしたい方が増えているのは私自身も実感しているのですが、お客様から「どんな物件を購入すれば良いの?」というご相談はよくあります。そこで今回は、物件を探す際のポイントについて、お伝えさせていただきます。
後悔しないための物件探しのポイント
1. 築年数
一般的に、築年数が古い方が価格は安価になりますが、安価だからといって購入するとリノベーションに莫大な費用がかかるケースもあります。築年数で判断する一つの基準は、築年月が1981年6月以前か以後かです(木造の戸建住宅)。理由としては、そのタイミングで耐震に対する基準が大きく変わり、1981年6月以前に建築された建物の場合は、耐震工事が必要になる可能性が非常に高く、それに伴う費用も莫大に掛かってしまいます。もちろん物件購入費用とのバランスなので、かなり安価で物件を購入できて、且つ物件の状況が良ければ、選択の余地にはなると思います。
2. ホームインスペクションの実施
物件購入の際、任意にはなりますがホームインスペクションという物件調査をしてもらうことが出来ます。費用はかかりますが、建築士などの専門家が構造上の痛みやシロアリの被害がないかなどを調査します。調査をしたことにより全てが分かるわけではありませんが、物件を購入するかどうかの一つの判断基準にはなると思います。
3. 間取り、プランニングの制約
リノベーションと聞くと、自由に間取りが出来るかと思われがちですが、物件の構造によっては制約が出てきます。例えば、戸建の場合は柱や梁といった構造上重要な部位が移動できない場合もありますし、マンションの場合は玄関ドアや窓など共用部分は勝手に変更できなかったり、排水経路の関係から水廻り空間を大きく移動できなかったりします。
検討している物件で要望に沿ったプランニングのリノベーションが出来るか、また費用の面でも物件購入費用とリノベーション費用も合わせて資金計画を立てることが重要になってくると思います。
最後に
今回は中古物件を購入してリノベーションをする際の物件探しのポイントについてお伝えさせていただきました。弊社でも物件探しやホームインスペクションといった物件購入のサポートから、リノベーションのプランニングと工事まで一貫してお手伝い可能ですので、お気軽にご相談下さい。
エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!