これからの住まいのあり方

　みなさん、こんにちは！　エールハウス社長、一級建築士・宅地建物取引士の伊丹です。

　弊社、エールハウスでは、『１００年住宅という思想。』というスローガンを掲げ、弊社のミッションでありビジョンとして日々取り組んでおります。一般的に、日本の住宅の寿命は３０年と言われておりますが、定期的なリフォームを行ない、そしてライフスタイルの変化に応じてリノベーションをすれば、住宅の寿命を延ばすことが可能です。弊社は創業以来、住宅の寿命を延ばすためのリフォーム・リノベーション工事を中心に事業を行なってまいりました。

　これからは少子高齢化が進み、野村総合研究所によると、２０３３年には３戸に１戸が空き家という将来が来ることが予想されております。３戸に１戸が空き家になってしまったら、その街は物騒になり、住みやすい街とは言えなくなってしまうでしょう。そこで、これからの住まいづくりのテーマの一つとしては、『増え続ける空き家をどのように利活用するか』だと思います。例えば、古民家をリノベーションしてカフェにしたり、小学校をリノベーションして道の駅にして利活用されております。

エールハウスのSDGs

　今後、住宅を購入する際、新しく家を建てるよりも、条件の良い中古戸建を購入し、自分好みにリノベーションする需要が増えるのではないでしょうか。SDGs（持続可能な開発目標）の１７ゴールの中にも

「廃棄物の発生防止、削減、再利用」

　がターゲットに入っています。増え続ける空き家を利活用する、この分野に関してリフォーム・リノベーション工事を得意としている当社としては、今までの経験とノウハウを活かせると考えています。

　また、SDGsの１７ゴールの中に

『気候変動に具体的な対策を』

　というターゲットが入っています。気候変動の一つとして、増えている地震が挙げられます。日本は地震大国ですが、いつどこで大きな地震が発生するか予測できませんが、地震調査研究推進本部の調査によると、今後３０年以内に南関東でマグニチュード７クラスの地震が起きる可能性が７０％ともいわれております。現状、地震対策として出来ることは、住まいの耐震性能を向上させることしかありません。私たちは耐震工事の必要性をお客様にいかに分かりやすくご説明・ご提案し、耐震性能の高い住宅を提供することによって、本ターゲットに貢献していく所存です。

住まいの省エネ化は必須

　２０２１年４月から、一定規模以上の工事を行なう際には『省エネ基準に適合しているかの説明』が義務化されます。義務化される背景としては、地球温暖化対策が挙げられます。排出される二酸化炭素のうち、住宅・建築物分野の割合が全体の約４割を占めていると言われており、２０３０年までに４０％を削減しようと目標が設定されております。断熱材、太陽光発電、二重サッシなどを採用することによって、住まいの省エネ性をアップし、地球にやさしい住まいを建てることが必須になるでしょう。そのために私たちは、再生可能エネルギーや住宅の省エネルギー性能の知識を深め、省エネ化の必要性をお客様に分かりやすく提案出来るように努めます。それが地球温暖化を抑制し、未来の地球を一緒に守りましょう！

高齢者に優しい住まいづくり

　冒頭にもお伝えしましたが、少子高齢化が進んでおり、人口のうち、約３割は６５歳以上の高齢者となっております。この割合は今後も増えていくことはほぼ間違いなく、高齢者が住みやすい住まいづくりを進めていくことがさらに重要となっていくことでしょう。高齢者に優しい住まいを考える際、段差や手すりなどの住まいのバリアフリー化がまず浮かぶと思いますが、断熱・気密性能を高めることによって室内環境を快適にすること、珪藻土や無垢材などの自然素材を用いた健康住宅にすることも重要です。また、今後は高齢者をターゲットにした平屋建ての住宅の需要が増えていくかもしれませんね。