こんにちは!一級建築士の伊丹勇司です。
もうすっかり季節は冬になり、寒い日が続いておりますが、みなさんお体は大丈夫でしょうか?
これまでに冬の結露や断熱対策として『内窓工事』(【窓・外壁の断熱結露対策】最近寒くなってきて、結露していませんか?)についてはご案内いたしましたが、今回はガラスを交換することによって結露・断熱対策が出来る方法についてご案内いたします。
今回ご案内する商品は日本板硝子㈱の『スペーシア』です。スペーシアは世界で初めて作られた真空ガラスとなっております。ガラスとガラスの間に真空層を作ることによって、一般的な複層ガラスの約2倍の断熱性能を実現しています。太陽の温かさ、結露のない心地よさなど、暮らしの快適を進化させるための省エネガラスなのです。
出典:真空ガラススペーシア 窓の断熱リフォーム カタログ
メリット その1:【高断熱】
スペーシアの断熱性能は、一枚ガラスの4倍もあるのです。すごいですね!寒い日も太陽を活かして温かくすごせます。
- 室内はいつも快適温度に保たれ、新生児や高齢者にも優しい環境を作ります。
- 冬場、窓辺でも冷え冷え感がないことで、急激な温度の変化を避け、ちょっとした体調の変化を減らします。
- 寝る前に暖房を切っても、スペーシアが室内温度を保ち、朝起きるのも辛くありません。
メリット その2:【結露・カビ対策】
圧倒的な断熱性能で、結露を軽減します。また、結露はアレルギーなどの原因となる「カビ」「ダニ」の発生源!結露を抑えて、清潔な室内環境を作ります。
- 部屋のカーテンや壁を結露から守り、カビ、ダニの発生を防ぎます。
- 冬の朝でも外の景色はスッキリハッキリ。ガラスを拭く手間がかかりません。
- 窓枠周りのカビを防ぎ、室内のイヤな臭いを防ぎます。
メリット その3:【省エネ・節電】
1枚ガラスの場合、実は冷房より暖房の方が電力がかかっているんです!スペーシアに交換するだけで、暖房費用は一枚ガラスの1/3以下に削減できます。さらにガラスを交換することによって、地球温暖化防止にも貢献できるのです。みなさんで地球温暖化対策をしましょう!
まとめ
内窓工事は窓が二重になるため効果は高いのですが、窓を2回空けるのが手間だったり、室内側の空間が少し狭くなったりとのデメリットも正直あります。その分スペーシアは、ガラスを交換するだけですので、使用方法や使い勝手は今までとさほど変わりません。ただし、現在お使いの窓や建物の状況によって、スペーシアが装着できない場合もありますので、まずはエールまでお問い合わせください。