意外と知らない!?設備機器の表示マークを解説!

こんにちは、エールハウス藤沢店、リノベーションアドバイザーの川西です。
私たちの日々取り扱う建材や設備機器には、各メーカーさんの開発努力により様々な便利な機能や性能が付帯されております。カタログなどみていると、色々な商品でよく見るマークなど表示されている場合がありますよね。今回はそのような便利機能などのマークの性能や意味などをまとめて解説させていただきたいと思います。
 
 
 

ナノイー

 
 
まずはPanasonicのナノイーマークです。
ナノイーは空気中の水分に高電圧を加えることにより発生する、ナノサイズの微粒子イオンのことで、殺菌やウィルスに効果的で、消臭・美肌・美白効果があるようです。
同社の家電製品でよく見かけますが、住宅設備だとキッチン収納の根菜キーパーや、浴室暖房換気乾燥機、シューズクローク、換気扇、照明機器、アラウーノトイレの脱臭機能などにその技術が採用されています。
因みに根菜キーパー(食品をカビや乾燥から守ってくれる食品庫)は、エールハウス藤沢店スタジオの2階ショールームに展示してありますので、お気軽にご来店ご確認下さい。
 
 

エコナビ

こちらもPanasonic製の機器類に見られるマークです。
家電自らが使用電力を管理し最適化して、電力の無駄を抑える省エネ機能です。同社設備機器では、浴室、トイレ、食洗機、換気扇、照明器具、様々なもので採用されています。
 
 

プラズマクラスター

 
イオンのプラス・マイナスをプラズマ放電により人工的に作り、放出する機能で、SHARP独自の技術です。ウィルスの抑制、浮遊カビ菌の除去、消臭、静電気除去 などの効果が期待できるそうです。
 
名前はSHARPの商標ですが、Rinnnai製食洗機や、LIXIL浴室暖房換気乾燥機、LIXILのハイクラス便器のサティスの脱臭機能などで採用されています。
 
 

SIセンサー

安全機能搭載のコンロに貼ってあるラベルです。
 
Sは『Safety・・安心』『Support・・便利』『Smile・・・笑顔』の頭文字のS
 
iは『intelligent・・・賢い』ガスコンロを安全に使用できる為のセンサー
調理油加熱防止装置、立ち消え安全装置、コンロ・グリル消し忘れ消化機能の3つが装備されているコンロです。
平成20年4月以降に製造するガスコンロに装備が義務付けられています。
 
 

高断熱型浴槽

TOTOの登録商標、魔法びん浴槽マークです。JISで定められている高断熱型浴槽の基準を満たしている浴槽です。4時間で2.5度しか温度が下がらない、非常に保温効果が高い浴槽です。
 
 
高断熱浴槽の他メーカーでの呼び名はそれぞれ
  • LIXIL・・・サーモバスS
  • Panasonic・・・保温浴槽・保温浴槽Ⅱ

などがあります。同じ高断熱浴槽ですが、TOTOさんの魔法びん浴槽というネーミングセンスはさすがですね。すごく保温されそうなイメージです。

 

エコジョーズ

東京ガスが2004年に商標の登録をしている、蓄熱回収型の給湯器のペットネーム。
都市ガス事業者・LPガス事業者及び、ガス機器メーカーが、普及促進の為に活用しています。
蓄熱回収型給湯器とは、少ないガス量で効率よくお湯を沸かす省エネタイプの給湯器です。名前は似ていますが、エコキュートとは全くの別物です。
 
エコキュートの商標は関西電力にあります。エコジョーズよりも早い商標登録です。正式名称は自然冷媒ヒートポンプ給湯器。ヒートポンプ(エアコンの室外機と同じ
見た目)により、空気中の熱でお湯を沸かすことの出来る電気給湯器です。エアコンの室外機と違うのは、冷媒としてフロンではなく二酸化炭素を使用しています。
こちらもエコジョーズ同様、オール電化促進の為に各メーカーが名称を統一化して
共同利用しています。統一表示ロゴは特にありません。
 
 

CPマーク

 
『Crime Prevention』:犯罪防止・防犯の頭文字をシンボル化したマークです。
『防犯性能の高い建物部品目録』に認定掲載された、建物部品のみを防犯建物部品
とし、CPマークの使用がみとめられています。
防犯ガラスなどにこのCPマークは貼られますが、泥棒は防犯ガラスからの侵入が
かなり時間がかかるとわかっているので、手を出さないらしいです。CPシールが貼られるだけで、そこのお宅の防犯に対する意識なども伝わるのでかなりの抑止力になるのだと思います。
 
 

アスベスト

 
我々建築に携わる者でしか、あまり見る機会がないかと思いますが、これが石綿含有つまりアスベストが含有されている建材に刻印されているマークになります。主にアスベストが含有されている建材の裏側に刻印されていますので、日常では殆ど見ることはないかと思います。
アスベスト含有物は建築基準法でも厳しく、その扱い処理方法が定められています。一般産業廃棄物ではなく特別管理産業廃棄物とその廃棄方法・ルートも違いますので、処分費用も割高になります。マークで識別が出来ればよいですが、この識別マークを付け始めたのが1989年7月からなので、それ以前だと刻印されていません。
刻印の無い含有建材でも、概ね施工部位や質感などから判断は可能です。一般的に知られているのはスレート屋根材としてアスベストが使われていたということですが、2004年以降に建てた住宅には基本的には含まれていません。ただし2004年以降の建物でも全てのスレートに含まれているわけではないので、実際のところは調査の上の確認となります。
 
以上、まだまだ住宅設備には良く見るいろいろなマークや刻印がありますので、どんどん更新していきたいと思います。
 
 

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