【住宅ローンでリフォーム出来るの!?】住まいのローンのお話し

 みなさん、こんにちは! エールハウス社長、一級建築士・宅地建物取引士の伊丹です。
 先日、大規模なリフォームをお考えのお客様に「ローンでリフォームしようと思うんだけど、リフォームのローンって金利高いんだよね?」とご質問いただいたので、「確かに少し高いですね。でも要件さえ満たせば、金利の安い住宅ローンでもリフォーム出来ますよとお答えしたら「そーなの?知らなかった」とビックリされていました。
 そこで今回は「住宅ローン」「リフォームローン」についてお伝えさせていただき、今後リフォームやリノベーションをお考えの方の参考にしていただければと思います。

1、「住宅ローン」と「リフォームローン」の違いは?

 ローンを利用してリフォームをする際、なるべく金銭的な負担や手続きの負担は減らしたいですよね。そこで「住宅ローン」「リフォームローン」の違いをお伝えさせていただきます。

【住宅ローン】

  • 金利:1~2%程度
  • 借入限度額:1億円
  • 返済期間:最長35年
  • 担保:土地建物の担保が必要
  • 団体生命保険:加入必須

 

【リフォームローン】

  • 金利:2~5%程度
  • 借入限度額:1千万円
  • 返済期間:最長15年
  • 担保:担保無しも選択可
  • 団体生命保険:無しも選択可

 

 住宅ローンは金利が安いのは魅力的ですが、土地建物を担保に入れたり、団体生命保険にも加入しないといけません。また、借りるための審査も厳しく、必要な書類も多くて時間も2週間程度は掛かります。

 リフォームローンは住宅ローンと比べて金利は高めですが、担保や団体生命保険も無しを選択することも可能です。借入限度額も住宅ローンと比べて少額のため、審査も早く、融資の決定も早いです。

2、リフォームするとき、どちらのローンを選べばいいか?

 リフォームをお考えの際、どちらのローンを選べばいいかは、工事の規模によります。

 例えば、5百万円前後のリフォーム工事でしたら、無担保で借入が出来て、審査も手軽なリフォームローンを選択するのが向いているかもしてません。その反面、1千万円を超えるような大規模なリフォームの場合は、担保が必要になったり、手続きにも時間がかかりますが、住宅ローンを選択するのが適しているかもしてません。

 借入額が増えるほど、かかる利息も金利に応じて増えます。また、住宅ローンの方が長い返済期間が選べますので、毎月の負担を減らすことも可能です。

 近年、空き家問題で中古物件が増えている背景で、中古物件を購入して、自分好みにリフォームするお客様が増えております。そのようなケースの場合は、物件費用とリフォーム費用を一緒に住宅ローンを組むのが一般的になってきています。今後さらに増えてくるのではないでしょうか。

3、まとめ

 ローンでリフォームを計画する際は、どのくらい資金が必要なのか、毎月の返済額はいくらまで大丈夫かなど、返済計画を考えてローンを選択する必要があります。当社でも住宅ローンアドバイザーやファイナンシャルプランナーなど資金計画の専門家がおりますので、お気軽にご相談ください。

 

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