みなさん、こんにちは！ エールハウス湘南店スタジオ、リノベーション設計・施工プランナーの荒川です。
リフォームやリノベーションをしようと思われるきっかけは、内容や状況によってさまざまなケースがあると思いますが、
「古くなった・汚くなった・壊れた箇所を直したい」
「不便・不安・危険な箇所を解消したい」
といった理由をお聞きすることが多いです。そのような時、その問題箇所を直すことはもちろんですが、それだけではなくせっかくの機会だと考えて、少しプラスαをしてみるとリフォームするのが楽しみになったり、リフォームをやって良かったと思えます。
今回は『母屋と同じ敷地内にある、築４０年の別棟の貸家住宅が雨漏れしているので、屋根を直してもらいたい』とのご依頼です。こちらの事例をご紹介させていただきます。
お客様のご要望
- 同じ敷地内にある別棟の貸家住宅で雨漏れしているので、屋根を直してもらいたい。
- 建物も古くなってきてるし、全体的に直すことはもう考えていないので、とりあえず屋根が直ればいい。
- 去年も一度屋根の相談をさせてもらって点検してもらったけど、先送りにしてしまっていた。出来るだけ早くやってもらえると助かる。
プランニングポイント
- 葺き替えに比べて、既存屋根材の撤去・処分費用の負担の掛からない重ね葺き工事をご提案しました。
- 今までは雪止めが付いていませんでした。大家様と同じ敷地内にある建物で敷地も広いこともあり、雪止めはなくてもこれまでと同様ではありますが、ここ横浜でもたまにドカっと積もる程大雪になる年もあって、現場の前の道路がバス通りで少し心配だったので、道路に面する側には雪止めを付けることをご提案しました。
工事前の状況
工事前の屋根全景です。
棟全体がサビだらけでした。
棟の取り合いに打たれているコーキングも硬化していて、その役目は既に果たしていない状態です。
今回のリフォーム内容
【２階屋根重ね葺き工事 アスファルトシングル葺き】
既存の屋根の下地はまだ十分使えるので、『重ね葺き工法』を採用しました。重ね葺き工法ですと、既存屋根材の撤去作業、廃材処理が不要となるため、コストダウンにも繋がります。
今回採用した『旭ファイバーグラス リッジウェイ』は、とても軽量ですので建物にも負担が少なく、重ね葺きに最適です。
工事スタート
【足場架け工事】
【屋根工事】
まずは、棟などの役物を撤去します。
屋根材は撤去しないため、既存防水紙などの状態を確認は出来ませんが、屋根材を止める釘が錆びているのがわかります。
既存の屋根の上から、新たに防水紙を張ります。屋根の軒先側から重なるようにして張っていきます。
軒先に水切り用の役物をつけて、屋根材を葺いていきます。
屋根材も下側から重なるようにして葺いていきます。
屋根材を葺き終えれば、棟材をつけます。貫材には腐食せず耐久性の高い『樹脂製下地材』を使用します。
完成しました！
屋根のグラデーションと重なりの陰影が高級感を出しています。
棟包みは錆びに強いガルバリウム鋼鈑なので、美観も長く保つことが出来ます。
せっかくなので、道路側面以外の隣地側にもおまけで雪止めをつけました。
お客様の声
エールハウスさんは地元の会社だから昔からの付き合いで、何かあればいつもすぐ動いてくれるから頼りにしてます。今回もすぐ工事にかかってくれて、工事がすぐ終わったので良かったです。また何かの時には頼みます。
【使用製品】
- 屋根 アスファルトシングル リッジウェイ デュアルブラックAR
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