皆様こんにちは。エールハウス藤沢店二級建築士の新井田です。
これまで様々な工事をさせて頂き、たくさんのお客様とお話させて頂きました。
街中の工事現場やテレビ・ネットなどで見かけ気になられたことに対して
「この工事をするとどんな効果があるの?」
「この製品にはどんな機能があるの?」
と、その工事を行うことによるメリット等のご質問を頂く機会が多々あります。
そこでお客様からご質問を頂くことの多い工事を、今後スタッフブログを通じてお役立ち情報としてご紹介していければと思います。
今回は第一弾としてシーリングファン(インテリアファン)についてご紹介していきます。
まずはシーリングファンとは何かについてご紹介していきます。
シーリングファンとは?
シーリングファンとは天井に取付けをする大きな扇風機のような物で、室内の空気を撹拌させることで室内の温度・空調を整える目的で設置するファンになります。
アメリカ・ヨーロッパでは多くの施設で設置されていることが多いようですが、日本でもレストランやおしゃれなカフェなどで設置されている施設が増えてきました。近年では住宅に取り付ける機会も多くなっています。
見た目もおしゃれでラグジュアリーな空間を演出してくれるアイテムとして、インテリアの一環として設置することもありますが実はしっかりと効果のある設備となっています。
シーリングファンのメリット
シーリングファンを設置するとどのような効果、メリットがあるのかについてご紹介していきます。
- エアコン等の空調設備の効率化
シーリングファンを設置することで室内の空気を循環してくれます。
エアコンをつけた際に、夏場は上半身が涼しくなく、冬場は足元が温まらない。そんな経験はございませんか?その現象は空気の性質が原因にあります。
基本的に暖かい空気は上に、冷たい空気は下に移動する性質があり、エアコンで冷暖房をかけても空気の性質により少なからず室温のムラができてしまいます。
そこでシーリングファンを可動させ、室内の空気を循環させることにより室温のムラを少なくし、空調の効率化を図ることができます。特に吹抜けや天井高の高い部屋ではなお効果的です。
- 見た目が良い
シーリングファンを設置される方で、やはりインテリアの一環として設置される方も多いです。
カフェやレストラン・ホテルなどのおしゃれな場所での設置が多く、設置されていると優雅なイメージが私も強くあります。
また、照明と併用して設置することができ、デザインも数多くあります。羽の枚数や木目調の羽で豪華な印象のデザインや単色のシンプルでモダンなホワイトやブラックなどの落ち着いたデザインなど空間に合わせたデザインを選びすることが可能です。
シーリングファンを設置するデメリット
シーリングファンを設置する為にはいくつか条件等があります。
- 設置には補強が必要な場合がある
シーリングファンの設置にはいくつか条件があり、まずは天井の強度です。
シーリングファンは重く、下地の無い天井や強度の低い天井に設置すると重さにより落下してしまう可能性があるので下地の補強が必要な場合があります。
また、壁と羽の間隔が製品により必要な距離は変わりますが一定間隔のスペースを空けないといけません。
特に吹抜けなどのスペースに設置する場合は壁との距離には注意が必要です。さらに設置場所が高所の場合、室内足場を組む必要がある場合があります。
- 掃除が大変
特に高所の場合は掃除がしにくい場所になります。羽の埃を取る際には高い場所を掃除できるような物がないと難しいです。
- ファンを回すモーター音が気になる場合がある
ファンを回すモーター音が気になる場合があります。特に天井の低い位置に設置する場合ですと注意が必要です。
シーリングファンの操作方法
シーリングファンの操作は基本的にリモコン操作になります。
夏場・・・夏場は下降気流を起こすように反時計まわりに回転させます。
冬場・・・冬場は上昇気流を起こすように時計まわりに回転させます。
回転方向を間違えると、冷暖房効果が発揮できませんので間違えないように注意しましょう。
工事について
先日の工事事例を簡単にご紹介致します。
今回のお客様は吹抜けの窓交換で室内足場を架ける為、ご一緒にシーリングファンの設置をさせて頂きました。
天井の強度確保の為天井の補強及び天井のクロス貼替えを行い、シーリングファンを吊り込みます。
今回は吹抜け部の大きさの関係で900φのPanasonic製のシーリングファンを設置させて頂きました。
これで空調の効率化が図れるかと思います。
大変喜んでいただく事ができました。
エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!