みなさん、こんにちは!
今回は、地鎮祭後のG様邸の工事現場様子についてご紹介したいと思います!
地盤改良工事
この工事は、建物などを地盤上に構築するにあたり、地盤沈下・不同沈下の影響が及びにくくするため、地盤に人工的な改良を加え安定性を保つために行う工事のことです。
この土地は地盤が緩かったため、改良が必要でした。
地盤改良後に、基礎の形に合わせて地面を掘り(根切り)
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基礎を作るために砕石を敷いて地盤面を安定させ(砕石地業)
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地盤を固め(転圧)
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基礎を建てる底面を「捨てコンクリート」で平らに
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地面からの湿気を防ぐために防水シートを敷き
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基礎を作るための配筋工事が行われました。
基礎配筋検査
第三者検査機関による、基礎配筋検査です。
検査員の方が現場にて、図面通りに鉄筋が組まれているかを確認します。
現場はベタ基礎を作るための型枠が組まれていてその中にはコンクリートが敷かれ、その上に鉄筋が組まれます。
<ベタ基礎とは>
床下の地面をRC(鉄筋コンクリート)で覆われていて、建物と地面が直に接しない基礎のことです。
メリット
- 地面からの湿気が伝わりにくいため、湿気による木材の腐食を防ぐことができる。
- 面で建物を支えるので荷重が分散されやすく、耐震性が良い。
デメリット
- 一面をRCにするので鉄筋やコンクリートの量が多くなりコストが高くなる。
また、その配筋された中に、金色の金物が所々に配置されていて、2種類の長さの金物があります。
長い金物はホールダウン金物、短い金物はアンカーボルトと言います。
<ホールダウン金物とは>
地震や台風の時に柱が土台や梁から抜けるのを防ぐための補強金物。ベタ基礎、土台、1階柱を固定します。
<アンカーボルトとは>
構造部材などを固定する金物。ベタ基礎と土台を固定します。
最後に、地鎮祭に盛砂に埋められた鎮め物を建物の中心に置きました。この鎮め物はベタ基礎の中に埋められます。
次の日にコンクリート打設工事が行われました。
床断熱材工事
ベタ基礎が完成し、いよいよフレーミング(枠組み)工程です。
在来工法で言う「建て方工程」となります。
土台が組まれて、床の断熱材が敷かれている最中でした。断熱材は、スタイロフォームを使用します。
<スタイロフォームの特徴>
ポリスチレンのボード状の断熱材。外断熱に優れており、耐水性があります。
よく見ると、ベタ基礎と土台の間に黒いものがあります。
これは基礎パッキンと言ってベタ基礎と土台の中にたまった湿気などを外に出すものです。
このパッキンには二種類あります。写真の基礎パッキンは通気パッキンで、もう1つは気密パッキンです。空気を逃がさないものになります。気密パッキンは、主にお風呂や玄関廻りに使います。
お風呂は気密性がないと外気温の影響を受けやすくなり、浴槽内の水温が下がりやすくなってしまいます。そのため、お風呂などの場所には気密パッキンを敷き、外気を遮断します。
建て方工事
この現場では、道路・建物周りが狭いため、「手組」という工法で大工さんの手で組建てていきます。
この家は2×4工法で作られます。
<2×4工法とは>
2×4材(3.8cm×8.9cm)の角材を使用し、木材同士を釘で固定する工法です。
次回もG様邸新築工事の様子をお伝えしていきたいと思います!
エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!