今後、不動産が買いやすくなる!?【人口構成から将来を紐解いてみる】

 みなさん、こんにちは! エールハウス社長、一級建築士・宅地建物取引士の伊丹です。

 4月から、日用品を始め、色々なものが値上がり、本当に困りますよね。ガソリン代を下げるって言っても、元の値段が高すぎて、下がった気になりません。今の世の中を見ていると、ついグチが出てしまいますね。

 さて、今回のブログでは、

『今後、不動産が買いやすくなる!?【人口構成から将来を紐解いてみる】』

をテーマにお伝えさせていただきます。ここでは不動産の中でも、住宅に絞ってお伝えできればと思います。

高齢者単独世帯の増加

 言うまでもなく、現在、日本は少子高齢化が進んでいて、人口も減少しておりますし、高齢者が増えております。ちなみに総務省の統計によると、首都圏には65歳以上の高齢者が約900万人いて、そのうち、約半数にあたる480万人は75歳以上の後期高齢者のようです。そのような人口構成の中、見逃せないのが『高齢者単独世代の増加』です。

 もちろん、生涯独身の方もいるとは思いますが、高齢の夫婦のうち、片方の方がお亡くなりになってしまい、高齢者の方が単独で住んでいる世帯が増えているのです。なんと、その数は20年間で3倍以上にも激増しております(後期高齢者の単独世帯数)。高齢者の単独世帯が増えるとどういう影響が出るかというと、人生みんないつか終わりがあることを考えると、高齢者単独世帯が住んでいた住宅は空き家になる可能性があります。つまり、今後、不動産マーケットに大量の物件が出てくる可能性があるのです。つまり、マーケットに物件が溢れてきて、物件価格が下がることが考えられます。

不動産 買いやすくなる?

住宅は資産ではなくなる!?

 前に述べたように、今後、空き家が増えることによって、不動産価格が下がって、それにより不動産を買いやすくなる世の中がくるかもしれません。もし、今現在、実家を相続したけど、家の片付けも面倒くさいし、とりあえず空き家にしておこう、としている実家は、今後いざ売却しようと思った時には不動産マーケットでの価値が下がってしまっているかも知れません。

 つまり、『住宅は資産』という考え方が今後、崩壊してしまうかも知れないですね。空き家は早めに出口を考えておかないと、将来厄介者になってしまう可能性があるのです。

不動産 買いやすくなる?

最後に

 現在の人口構成や将来の見通しを元にお伝えしてきましたが、決して今、不動産を買わない方が良い、というつもりではありません。気に入った物件があれば購入すれば良いと思いますし、10年後ではなく今現在、持ち家が必要な方もたくさんいると思います。弊社も物件探しもリフォームもお手伝い出来ますので、お気軽にご相談いただければ幸いです。