こんにちは! エールハウス旭店、リフォーム・リノベーションアドバイザーの川﨑です。
今回から、「トイレ」に関する知識をお伝えしたいと思います。
まず最初に『トイレの歴史と種類』について書かせていただきます。
1.トイレの歴史
トイレは1970年代高度成長期に人口が急増し、公団住宅で洋風水洗便器が採用されたことにより、急速に普及していきました。そして1977年頃には、和風便器の販売台数を洋風便器の販売台数が上回るようになりました。
【70年代のトイレの特徴】
室内にコンセントは無く、タンクが壁に付いているハイタンク式で洗浄水量が20Ⅼ。普通便座でシンプルなものでした。
【80年代のトイレ 温水洗浄便座が普及】
アメリカで医療・福祉施設向けに開発されたアメリカンビデ社製の物を日本の衛生陶器メーカーである東洋陶器(現:TOTO)が輸入し、一般住宅向けに販売したものが温水洗浄便座の始まりとされています。その後ライバル会社の伊奈製陶(現:INAX・LIXIL)が国産第一号「サニタリーナ61」を発売しました。
【90年代のトイレ 多機能+抗菌が最先端】
暖房、脱臭、乾燥、便蓋自動開閉、自動洗浄、抗菌等、付加価値機能が充実してきます。温水洗浄機能付き便座が多機能に進化しました。
1989年当時では、便器ごとにバラバラだった排水芯の位置を200mmに統一したのもこの時期です。
2.節水トイレ
洋風便器の普及と共に節水技術も進化してきました。現在では大4Ⅼ程度になり、使用頻度にもよりますが、年間1万~1.5万程度節約できる優れもののトイレが数多くあります。
3.トイレの種類
住宅に多く設置されている洋風便器の種類は大きく3つにわかれます。
➀タンクレス
②収納付
③タンク付(タンク付は更にタンクの形態によって、密結温水洗浄便座一体型、密結組み合わせ便器、平付、隅付があります)
また、排水のタイプは排水方向により、大きく2種類にわかれ、床に排水がある『床排水』とマンション等でよく採用されている便器の後ろ側に排水がある『床上排水(壁排水)』とあります。
次回は、『トイレリフォームのポイント』を中心に引き続きトイレリフォームについて書かせていただきます。
それではまたよろしくお願い致します。
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