みなさん、こんにちは! エールハウス旭店スタジオ、リフォーム・リノベーションアドバイザーの川﨑です。
今回は前回に引き続き、窓について書かせていただきます。
前回ブログ~「窓リフォーム」で心地よい住まいにしましょう♪~で窓の役割・種類をご紹介しています。
窓の配置
窓の位置によって暮らしの快適さは、大きく変わってきます。
立地条件によっては・・・
- 一日中、日が入らない暗いリビングになってしまう
- 折角窓があるのに、隣家や人通りが多い道路沿いなどで、一年中カーテンを閉め切りにしてしまう
なんていうこともあります。
『日差し』・『視線』・『風通し』を考えて窓の配置を検討しましょう。
日差し
- 南側に庭やスペースにゆとりがあると、日差しを取り入れやすくなります。
高い建物や隣家が近い場合は、リビングを『吹き抜け』にして上部に窓を設置することで日差しを取り入れることができます。
- 東に建物があると朝日が入りづらくなります。
- 西側に大きな窓を設置すると、西日が長時間入り込んで、暑さや眩しさが気になります。床に近い『地窓』にすることで、眩しくならない程度の程よい明るさを取り入れる事ができます。
- 北側に窓を設置する場合は、天井近くのハイサイドに窓を設置すると一年中一定の明るさが確保できます。
場所や立地条件によって窓の大きさや位置を変える配慮が必要ですね。
視線
角度や立地条件を考慮して窓の配置を考えていきましょう。
人通りが多い面に窓を設置する場合は、目線が入らない高い位置に窓を設けるようにするとプライバシーが確保できます。
また、隣家の窓の位置や給湯器の位置など周囲の状況をしっかりと確認する必要があります。
窓が多すぎるとその分、壁が少なくなり家具や家電を置くスペースが無くなります。「実はいらない窓だった」ということにならないように家具、家電などインテリアの配置を考えながら窓の位置を検討しましょう。
風通し
風通しを良くすることは換気がしっかりできて、湿気対策にもなり、健康な住まいに最も重要なことの一つです。
「南から北」「上から下」など風は直線的に流れます。風が通り抜けるように窓を対角線上に設置する事が風通しの良い家にする基本となります。
部屋ごとよりも家全体で風通しの良い窓の配置を考える事が重要です。
玄関
玄関に窓が無いと湿気や臭いがこもる可能性があります。防犯も考えてハイサイドライト(高窓)すべり出し窓や玄関ドア自体に採光・採風ができる窓付の物がおすすめです。
脱衣所・トイレ
水廻りは北側が多いので、なるべく日差しを入れて風通しの良いように、開閉できる窓で視線を遮る高さに設置。すべり出し窓やルーバー窓がおすすめです。
納戸・ウォークインクローゼット
頻繁に開け閉めする場所ではないので、湿気を考えると天井に近い高窓、床に近い地窓、うち倒し窓、外倒し窓がおすすめです。
家に対する窓の役割は重要ですが、窓を設置する事でのデメリットも多くあります。最近では窓が小さく、少ない家も多くなってきています。
窓が小さく、少ない家のメリット
- 断熱性が良い
- 耐震性がある
- プライバシーの確保
- 家具など配置がしやすい
などがあり、
窓を設置するデメリット
- 断熱性、耐震性が劣る
- 音漏れ
- 掃除の必要
- 防犯、プライバシーの配慮が必要
- 家具などの配置場所
などがあります。
窓が必要な理由をしっかりと考えて、場所に合ったサイズ、種類の窓の選定。設置するメリット、デメリットを想像し、立地条件・外観の意匠性・バランスを考えて窓の配置を検討しましょう。
エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!