「掃除しやすい家」のポイント

　みなさん、こんにちは！　エールハウス旭店スタジオ、リフォーム・リノベーションアドバイザーの川﨑です。

　突然ですが、家の掃除って面倒ですよね？

　今回は『毎日の掃除をできるだけ楽に、綺麗な状態を保てる家』をテーマに考えていきたいと思います。

　今の時代、共働きのご家庭も多くなり、いかに掃除の負担を減らして家事を楽にするかが、ポイントになってきています。掃除を手助けしてくれるロボットや住宅設備も多くありますので、上手に使って家事を楽にしていきましょう。

①家の間取り、部屋の形

間取り

　掃除のしやすさからすると平家が圧倒的に楽です。当たり前の事ですが、階段を上り下りしなくていいですし、階段自体の掃除もなくなります。

　階段を造る場合は、余裕があれば、廻り階段よりも踊り場を造ってあげる方が踏み面の隅の掃除が、格段にしやすくなりますので、これから家を建てようと検討されている方は、日々の掃除を細かくシュミレーションしていくことが、掃除のしやすい、暮らしやすい家を造る上で大事な事です。

部屋の形

　できるだけ凹凸がない四角い部屋にすることが掃除を楽にするポイントです。ダウンフロアやスキップフロアはお洒落で、空間を広く感じたり、メリットも多くありますが、掃除を第一に考えるとおすすめできません。

　最近は、お掃除ロボットも安くなってきていて、導入する方も増えてきています。私の家でも、お掃除ロボットを使っていますが、部屋の隅や観葉植物の周りなどをサッとハンディクリーナーで掃除するだけで、殆ど自分で掃除機をかけなくてもいいぐらい毎日綺麗にしてくれています。お掃除ロボットを使う事を考えても段差の少ない間取りにして、床に物を置かないように、収納を工夫することが大切です。

②収納計画

　前回のブログで収納のお話しをしましたが、暮らしやすい家にする上で、収納はとても重要です。用途に応じて省スペースでも収納を設ける事で、家全体が綺麗な状態を保ちやすくなります。

　前回のブログ⇒使い易い色々な『収納アイデア』をご紹介！

　掃除の観点からすると、収納には扉を付ける様にすると、中に埃が溜まりにくくなって、収納棚の掃除の頻度を減らせます。逆に、オープン収納やニッチは棚に埃が溜まりやすいので、掃除が必要になってきます。設置を検討されている場合は、デメリットも考慮しましょう。

③設備の種類

コンセント

　掃除で意外と重要なのがコンセントの場所や位置です。掃除機をかける時に、遠くのコンセントから引っ張ってきたり、かがんでコンセントを抜き差しするのが意外と大変だったりします。コンセントの位置は、特に決まった高さや場所があるわけではないので、掃除機用に少し高い位置に多めに設けておくと毎日の掃除が楽になります。

トイレ

　便器全体の表面加工がされていて汚れが付きにくく、落としやすくなっています。形状もフチが無く、凹凸も少ないスッキリした形で拭き掃除もしやすくなっています。さらに除菌のミストが出る物や、洗剤を入れて泡で洗ってくれる商品も人気があります。

システムキッチン

　カウンターとシンクが一体形成で造られていて汚れが入り込む隙間が無くなって掃除がしやすくなっています。

　換気扇フードも掃除がしやすい形状になっていて、汚れが付きにくい、はつ油塗装やフッ素コーティング等でお手入れが楽になっています。ファンが１０年お手入れ不要の物や、洗剤を入れてボタン一つで自動で掃除してくれる物もあり、お手入れが簡単になっています。キッチンの油汚れの掃除は大変なので、導入すれば、かなり時間が短縮できます。