【戸建リノベ】店舗を住宅にリノベーション Vol.4

　みなさん、こんにちは！　エールハウス社長、一級建築士・宅地建物取引士の伊丹です。

　前回の私のブログの続きとして、当社でリノベーション工事中の現場についてお伝えさせていただきます。

　今回ご紹介する現場は、元々飲食業として使用していた住宅をフルリノベーションをして、１階をお客様の趣味スペースに、２階を住居スペースにする工事です。元々飲食業を営む店舗であったため、普段と勝手が異なりますが、設計、現場監督、職方さん達とも連携して進めてまいります。

　今回のブログでは、ついにリノベーション工事が完成いたしましたので、完成写真を交えながら完成の状況をお伝えさせていただきます。完成写真ですが、プロのカメラマンさんにお願いして撮影していただきました。工事中の写真は自分で撮影していましたが、やはりプロに頼むと違いますね。お願いして良かったです。

　まずは、建物の外観からお伝えさせていただきます。建物の外観は、黒に近い濃いめの紺をメインに、赤と緑を部分的に用いて、３色の色でまとめました。紺のシャープさに、緑の柔らかさと、赤の差し色が効いてますね。なお、元々の駐車スペース部分には鉄製のバルコニーがあったので背の高い車は停められなかったのですが、今回の工事でバルコニー部分を撤去したので背の高い車を停めることも可能になりました。また、２階部分へのアクセスは、元々は室内階段があったのですが、１階のスペースを広げたかったため、外部階段を新設して２階へアクセス出来るようにしました。

　次に、１階部分についてお伝えさせていただきます。玄関を入ると、格子状の幅広引き違い扉がお出迎えです。

１階部分の扉は、外観のメインカラーである紺色に合わせてあります。床については、土足で利用することを前提としているため、土足歩行用の床シート材を採用しました。

玄関ホールの右側には、同じく紺色の洗面化粧台と、紺色の２つの扉の先はトイレスペースとなっています。

トイレの中の正面の壁と天井については、同じく紺色の壁紙を採用したのですが、正面の壁と天井の繋がった連続性がとてもオシャレでしたので、今後お客様に是非提案したいと思います。

洗面・トイレスペースの先には、キッチンスペースがあります。ご親戚やご友人が訪問した際に、キッチンスペースがあると便利ですよね。

１階のキッチンの扉はビビットカラーの赤色を採用し、とても華やかな空間を演出しています。

　そして、１階のメインスペースです。ここでは、正面左手のステージでお客様が楽器を演奏するのを手前のスペースに座席を並べて聞いていただいたり、正面右手の和室スペースでは、ご友人を招いて着物の着付けをするスペースとなっています。

構造上、全ての柱を撤去することは出来ませんでしたが、建物の補強をして可能な限りの柱を撤去して、広い空間を設けることが出来ました。

　次に、２階部分についてお伝えさせていただきます。２階は５LDKの住居スペースとなっています。先ほど、１階のスペースを広げるために外部階段を採用したとお伝えしましたが、外部階段にすることで２階のスペースを広げることも出来ます。実際に、外部階段にすることによって、２階に１部屋を増やせることが出来ました。

　防犯の関係上、詳しい間取りや写真についてはお伝え出来ませんが、お客様のご要望で各所に収納スペースを設けたので、収納量が多い間取りとなっています。収納部分の写真のみご紹介します。

最近は、整理収納アドバイザーという資格が出来たり、収納のセミナーが各地であったりと、上手に収納することが人気となっています。実は、当社にも整理収納アドバイザー１級のスタッフがおりますので、お客様に収納のアドバイスをさせていただいたり、イベントの際は収納のセミナーを行なったりさせていただいております。

　最後に、この度、当社に本リノベーション工事をご用命いただいたお客様、誠にありがとうございました。お引渡しが終わってからが本当のお付き合いの始まりです。引き続きよろしくお願いいたします。

　以上、４回に渡り、リノベーション工事の様子についてお伝えさせていただきました。今後は少子高齢化に伴い、更に空き家が増えてくるのが想定されております。そこで空き家の利活用としてリノベーションが注目されております。当社はリフォーム・リノベーション専門店として創業４３年で培った経験とノウハウを活かせる市場であると自負しております。リフォーム・リノベーションにご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。今後ともよろしくお願いいたします。