みなさん、こんにちは!二級建築士の田渕です。建築の世界に入って、もうすぐ20年経ちます。今まで得た知識を活かして、これからお客様のお役に立つ情報をお届けいたしますので、よろしくお願いいたします!
今回はマンションの限られた狭いキッチンスペースを、使い勝手の良い明るいキッチンスペースにリフォームしたお住まいをご紹介いたします♪
<現在の状況>
築30~40年以上前は男性建築士が設計していることが多く、その頃の男性は『家事は女性の仕事』と家事を女性に任せ、『男子厨房に入るべからず』ということわざもあったように、男性はキッチンに立つことはほとんどなかったと聞いたことがあります。当然、その感覚で設計していると、キッチンのレイアウトは使い勝手の悪いものが多かったと思います。
しかし、現在は時代を経て、LDKを中心に設計するお住まいが増えてきていますね。
今回ご紹介するお客様宅も、『キッチンが狭く、小さくて使い勝手が悪い』ために、とてもご不便な状態で家事をされているとのことでした。
<プランのご提案>
「いつも壁を見ながら家事をしているので、気が参っちゃいます」とお話されていた奥様のお悩みを解決するために、このような対面カウンターキッチンプランをご提案しました。
キッチンスペースを明るく開放的に、今まで使用していたダイニングテーブルをやめ、カウンターで食事が出来るようにしました。これでキッチンで料理しながら、リビングやカウンターでくつろぐ家族と会話することができますね。
<工事中の様子>
このプランを考える上で一番難しかったのは、換気扇の排気ダクトの設置です。このマンションは古くて、天井裏がなく、排気ダクトのスペースがありませんでした。
そこで、無いなら天井裏を造ってしまおう!と考えました。
- キッチンの天井を下げて空間を造る
- その天井裏空間を利用して、排気ダクトの設置と照明の配線を通す
ことにしました。
また、キッチンの位置が対面式に変わるため、給水管・給湯管・排水管・ガス管などの工事も必要になります。そのためには床を剥がして配管する必要があります。したがって、一緒に床のリフォームをして、キッチン全体のリフォームを進めることとしました。
対面カウンターキッチン完成!
天井を下げて張り替えたので、ビニールクロスのデザインをアクセントクロスにするご提案をしました。
最近は天井に板を張ることがありますが、写真にもありますようにビニールクロスでも板目の柄を使うことによってオシャレに楽しめます。
照明器具はマリンテイストのペンダントにレールを使用して、お好みの位置に移動できるタイプにしました。今までとは雰囲気がガラリと変わってスタイリッシュなキッチンカウンターになりました。
「同じ空間なのに、すごく広く感じびっくりしています。対面でお料理出来るので、会話も弾み、毎日がとても楽しみです♪」と施主さまも非常に喜んでくださり、大成功のキッチンリフォームになりました。
(使用した商品)
- 天井:サンゲツ リザーブ RE-51316
- 照明器具:ペンダントライト コイズミ照明 AP51147(プラグ)+ライティングレール
今回ご紹介したリフォームはいかがでしたか?
次回もみなさんが『やってみたいな』と思っていただけるような、素敵なリフォームをご紹介いたします。お楽しみに♪
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