こんにちは!エールハウス湘南店、リフォームアドバイザーの石田です。
今回のお役立ち情報は『団地の浴室を綺麗に広々と!』をご紹介します。
団地の浴室とは、約40年~50年近く経っているマンションの浴室のことです。
団地の浴室とは、どのような浴室なのか?
- 浴槽+バランス釜の古いタイプ
- 壁はタイルや塗装仕上げ
- 床はタイル仕上げ
- 天井は塗装仕上げ
が一般的に多い浴室です。
写真のように、浴槽は小さく、天井はカビで汚れていて、壁・床はタイルで冷たく・滑り易く、さらに目地が汚れていることが多いです。
このような浴室をリフォームする時には、一般的にはユニットバスにする事が多いと思いますが、今回はお客様のために、大きさや広さ、段差等色々な事を考慮し、ユニットバスではない方法で『綺麗に広々とした浴室』に仕上げたので、ご紹介したいと思います。
(写真は、お客様の浴室の施工前です)
もしユニットバスにすると・・・
まず既存の有効寸法は、幅1220mm×奥行1520mmでした。色々なメーカーのユニットバスを探して、2種類設置可能でした。
1. LIXIL リノビオジャストフィット1014サイズ
しかし、設置後の有効寸法が、幅1000mm×奥行1400mmと既存の有効寸法よりかなり狭くなってしまう。これではいくら新しくなっても、狭くなってしまって不便ですよね。
2. タカラ ぴったりサイズシステムバス
オーダー寸法なので調べてみましたが、設置後の有効寸法が、幅1120mm×奥行1425mmでした。タカラのシステムバスですと、既存より幅・奥行とも約10cmだけ狭まるだけなので、お勧めできると思いました。ですが・・・出入りに問題が。床の設置高さにより、浴室入口が現状より約20cm高くなってしまいます。入口が高くなるなんて、不便じゃないか!
『ただただ、お客様が望んでいる工事をしてあげたい!』
と言うことで、考え抜きました。
一般的なユニットバスをやめて、他の材料・工事方法を考えたうえで、工事を検討。ユニットバスだけが、浴室を綺麗にお掃除が楽で清潔にする事ができるのではないんです!
ユニットバスではない方法で、団地の浴室を綺麗に広々と!
天井:解体をして下地を組み直し、バスリブ(浴室専用の天井材)を貼り明るく掃除が楽になるようにしました。
壁:タイルを綺麗に掃除してから、鏡面でツルツル、しかも掃除が楽な「アイカ工業の浴室専用パネル」を重ね貼り。汚れが付きにくく清潔になりました。
床:LIXILのサーモフロアータイル(冷たさを感じにくい)を重ねて貼り、冷たさを少しでも軽減し、浴室への最初の1歩を入りやすくしました。
浴槽:ぎりぎりの寸法の長さの120cmを設置し、既存よりも30cmも拡げ、少しでも足が伸ばせる様に、快適に入れるようにしました。
給湯器:バランス釜の排気口部分を利用して、すっきりと納めました。設定したお湯の量が自動で沸き上がり、追い焚きもできて保温機能もあるお風呂に。今までとは違う快適さを得ました。
水栓:洗い場にはシャワー付シングルレバー混合栓を壁に取り付け。椅子に座った際、目の前に水栓があるので、楽に使用出来るようになりました。シャワーも以前に比べると、大分使い易くなりました。
既存の寸法とほぼ同じでこんなに綺麗に使い易くできました!
こんなに綺麗になって、掃除も楽になり、広々とした浴室に、お客様も大喜びでした。
工事をするうえで、どうしてもお客様の要望通りに出来ない事もありますが、色々とお調べして、お客様のご要望以上のご提案をこれからも目指していきます!
今回も、お客様のとても喜ぶ笑顔を見る事ができた工事でした。
横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!