わが家だけのオリジナル♪高耐久ハードウッドで造るウッドフェンス

みなさん、こんにちは! エールハウス藤沢店スタジオ、リノベーションアドバイザーの川西です。

私が勤務しているエールハウス藤沢店は、湘南という海や山の自然に囲まれた土地にあります。海に近いところなので、耐塩害にも配慮した施工をしなければなりません。

今回ご紹介するのは、雨風に強く丈夫な『高耐久ハードウッドで造るウッドフェンス』施工事例です。

 

藤沢・鎌倉エリアで圧倒的人気のデッキ材フェンス材!

近年、建材の製品技術も驚くほど進化して、樹脂に木粉を練り込んだ木粉樹脂製のウッドデッキ材やフェンス材などが、各エクステリアメーカーからラインナップされています。

木材の温かさを感じられ、実際の木材に比べ防腐のための塗装も必要なく、白銀化も起きない木粉系のデッキ・フェンス材はとても良い商品です。しかし、やはり木材ではないので何処か工業製品の雰囲気がでてしまいます(製品なので当たり前ですが・・・)。

ところで、湘南地域のお客様は木粉系のデッキ材やフェンス材はあまり好まれない傾向があります。海や山に囲まれているので、自然素材の本物の木材による施工を求められる場合がたいへん多いです。ここでの材料選びに気を付けなくてはいけないのは、海に近いところなので耐塩害にも配慮した樹種を選択しなければならないことです。

そこで藤沢・鎌倉エリアで圧倒的に多く施工されている『イペ材』というデッキ材フェンス材をご紹介します。

 

【イペ材とは?】

ブラジル産の常緑広葉樹で、公共用途のウッドデッキなどで多く使われています密度が濃く、虫害に強くねじれ反りも比較的少ないので、ウッドデッキやフェンスには最適な材料です。アイアンウッド(比重が高いため水に浮かない)とも言います。

そのイペ材という材料を使ったデッキで有名な場所が、横浜大桟橋のデッキウォークです。不特定多数の人々が毎日行き来し、目の前は海という過酷な状況下にも耐えられることが大桟橋のデッキウォークにて証明されています。

 

今回はこのイペ材を使ったウッドフェンス工事をご紹介いたします。

 

既存の状況

  • アルミ製の支柱に、ホームセンターで売っているラティスフェンスをL字ブラケットで固定していました。
  • ラティスフェンスは、防腐剤が塗られている状態で売られていたらしいのですが、2年ほどであちこち腐食してきてしまったとのこと。

この写真のラティスで、10年間の内に3回ほどラティスを替えたそうです。もうさすがに自分たちで交換するのは大変とのことでした。

 

お客様のご要望

  • アルミや木粉樹脂系の無機質な感じではなく、今まで通り本物の木を使いたい。
  • なるべくメンテナンスをしたくない。
  • いかにも目隠し!ではなく、程よく目線をかわせる程度のプライバシー性が欲しい。
  • コスト面も考慮したい。

以上を踏まえて、イペ材を使用したフェンス工事をご提案しました。

イペ材の特徴やメリットなど、工事の流れと一緒にご紹介します!

 

工事スタート!

まずは既存のフェンス材と柱の撤去です。

既存の柱は、約2m間隔で建ててありましたが、今回は強度確保のため910㎜間隔で柱を入れていきます。地中に40cmほど柱を入れ込むので、植え込まれていた植栽で移動できるものは他の場所に移しました。

続いて、柱を立てていきます。フェンス材は木材を使用しますが、柱材はコスト面と耐久性を考慮して50x50mmのアルミ製の柱にしました。ブラック色が濃いイペ材の色を一層引き立ててくれます。

 

イペ材は比重が重い!

今回は比重の重いイペ材を使いますので、アルミ材にイペ材を留付けるには強度的に不安です。そこで、フェンス材を取り付ける前に、アルミ柱の中に45x45の下地材を仕込みました。イペ材を留付けるビスは実質この下地材が受けてくれることになります。

直接雨風に晒されることは無いのですが、下地材にもしっかりと防腐剤を塗布します。

 

イペ材は高耐久材!

フェンス材の取付工事です。イペ材は高耐久材ですので材木費も高額な部類になります。使用する材料数をお客様と綿密に打ち合わせをさせていただき、フェンス材の数とクリアランスの厚さを決めて、見た目の高級感とコストを両立させた計画としました。その結果フェンス材は6列、クリアランスは20mmとしました。

 

イペフェンスはとにかく硬いです!

固すぎてビス頭が飛んでしまうので、直接ビスは打てません。ビスを打つすべてに、あらかじめキリで下穴を開けておきます。キリもすぐ折れますので、何本か必ず予備を持っておきます。この硬さのおかげで、驚く程の耐久性が実現できるんでしょうね。

完成!

完成!

イペ材には基本的には防腐塗装は必要ありませんが、リアルな木材ゆえ必ず白銀化していきます。白銀化は経年劣化での変色であり腐食ではありませんので、本来の木の経年変化を楽しむという考えで、それが一つの味となるので私個人としては白銀化することは嫌ではありません。

しかし、白銀化することを「劣化して見すぼらしい」と思われる方もいらっしゃいます。その場合は、もちろんサンディングや塗装にて意匠を整えることも可能ですし、予め施工の際に白銀化を遅らせる保護剤を塗布しておくことも出来ます。お客様それぞれのご要望に合わせ最良な方法でご提案させていただきますので、お気軽にお問合せください。

 

エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。是非、お気軽にご相談ください!

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