こんにちは!二級建築士の田渕です。建築の世界に入って、もうすぐ20年経ちます。今まで得た知識を活かして、これからお客様のお役に立つ情報をお届けいたしますので、よろしくお願いいたします!
皆さん、戸建住宅はどのように創られているか、職人さんたちがどのような仕事をしているかご存知ですか?なかなか見る事って難しいですよね。全てをお届けするのは難しいですが、なるべく多くの工程をわかりやすく発信していきますので、楽しみにしていて下さいね。前回は建方木工事についてお知らせ致しましたが、今回は屋根工事です。
木造建築は、在来工法(軸組み工法)・2×4工法(枠組壁工法)があります。どちらの工法も屋根の工事は変わりません。建方木工事が完了したら、屋根の工事が入ります。新築工事では、長期間工事をしますので、雨が降ってきてしまうと大変な事になってしまいます。まずは、内部が濡れないように先行して着手します。では、実際の現場の様子をご紹介致します。
防水紙を敷き、材料を上げます。材料を上げる事により荷重をかけます。新しい躯体はまだ、木材が伸び縮みするので、なるべく重みをかけて躯体を安定させる意味もあります。重みをかけずに、建具や金物を先に付けてしまうと、後から建物が締まった場合、歪みが出てしまいます。
屋根材を葺く前に、役物と呼ばれる金属の部材を取付ていきます。けらば・軒先・水切り等、部位にそれぞれ名称があります。
今回の屋根材はコロニアルクァッドを採用しました。
出窓や霧除け部分の屋根は金属(ガルバニウム鋼鈑)で板金加工して造ります。防水紙を敷き、けらば・軒先・雨押部分に役物を取り付けて加工していきます。
次回は、サッシ工事編をお届け致しますのでお楽しみに!
エールハウスでは、建替え新築工事から水廻り商品のご提案、リフォーム無料相談を常時やっております。皆様のご来店、スタッフ一同心よりお待ちしております。