安心して住まいで長く暮らせるように ~屋根重ね葺き工事事例をご紹介~

 みなさん、こんにちは! エールハウス湘南店スタジオ、リノベーション設計・施工プランナーの荒川です。

 リフォームやリノベーションをしようと思われるきっかけは、内容や状況によってさまざまなケースがあると思いますが、

「古くなった・汚くなった・壊れた箇所を直したい」

「不便・不安・危険な箇所を解消したい」

 と言った理由をお客様からお聞きすることが多いです。そのような時、その問題箇所を直すことはもちろんですが、それだけではなく、せっかくのリフォームの機会だと考えて、少しプラスアルファをしてみるとリフォームするのが楽しみになったり、リフォームをやって良かったと思えます。

 今回ご紹介するのは、築26年のご自宅で、10年ほど前に屋根の外壁塗装工事をさせていただいていて、『そろそろ2度目の塗装時期かな?』とお声がけいただいたお客様が、塗り替えではなく、『屋根の重ね張り』をした事例をご紹介させていただきます。

お客様のご要望

  • 前回塗装してから10年経つので、そろそろまた塗り替えなければいけないかなと、気になっている。
  • 屋根は今回も塗装でいいのか、新しくしたらいいのか見てもらいたい。
  • 実は向かいの家に来ていた屋根業者さんから、お宅の屋根も見ましょうか、と声を掛けられた。それがきっかけでうちもやった方がいいのかなと考え出した。
  • エールさんにはいつもお世話になっているので、やってもらうのはエールさんにと思っています。

 

プランニングのポイント♪

 まずはお客様宅にお伺いし、屋根・外壁と外回りを綿密に調査いたします。

外壁 

 点検したところ、外壁の日当たりの良い壁にはチョーキング(※)が起きており、日当たりの良くない壁にはコケや藻が発生し、目立っていました。

 

 また、サイディングの目地に劣化や隙間が生じている箇所が全体的に確認きました。

 前回塗装してから10年経つことあり、この機会にサイディングの目地の打ち替えをして外壁塗装をすることをおすすめしました。

 

(※)チョーキング(Chalking)とは日本語では白亜化(はくあか)とも言い、主に塗装表面が暴露状態の際に紫外線・熱・水分・風等により塗装面の表層樹脂が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)のような粉状になって現れる現象や状態をいう(ウィキペディアより)。

 

屋根

 屋根は実際塗装が出来ない程というわけではありませんでしたが、お客様と打合せを重ね、、このタイミングで屋根を新しくすることが長い目で見た時、最良の選択だろうと、重ね葺き工事をご提案し、ご用命をいただきました。

 

 屋根にコケが目立っていたので、外装塗装の際に行う高圧洗浄を屋根にも行い、キレイにしてから新しい屋根材を重ねて葺くことをご提案しました。

 

今回のリフォーム内容

 既存の屋根の下地はまだ十分使える状態だったので、重ね葺き工法を採用しました。重ね葺き工法ですと、既存屋根材の撤去作業、廃材処理が不要となるため、コストダウンにもなります。

  • 屋根重ね葺き工事 アスファルトシングル 

 今回採用した『旭ファイバーグラス リッジウェイ』は、とても軽量ですので建物にも負担が少なく、重ね葺き工事には最適です。

 ランダムな粒状彩色石のグラデーションカラーが、立体感ある陰影を演出し、個性豊かで深みのある表情を屋根に与えます。

 

 棟板金を固定する貫板には従来の木製を使用せず、樹脂製の貫板を採用しました。樹脂材を使用することで、雨や湿気による腐食の心配がなくなり、耐久性も良くなります。

 併せて、外壁塗装工事サイディング目地シーリング打ち替え工事もご提案しました。

 

工事スタート!

 まずは、足場架けからスタート!

 

 続いて、屋根と外壁の汚れを高圧洗浄で落としていきます。

 

屋根工事

 まずは、障害物となる棟や雪止めを撤去・切断します。

 

次に、粘着性のある防水紙を軒先から重なるようにして張っていきます。

 

 

 ついに屋根材を葺き終えました。棟板金も新しくビス止めにて貼り替えられ、台風が来てもこれで一安心です。

 

Before  

 

After

 屋根のグラデーションと重なりの陰影が高級感を出しています。

 

外壁塗装工事

 まずはしっかりと配管などを養生し、コーキングの打ち替えを行ないます。

 

 もちろん、窓周りのコーキングも打ち換えます。

 

 そして、コーキングの上から仕上げ塗装をしていきます。

 目地の保護にもなり、目立って汚れることもなくなりました。

 

お客様より

 前回、塗装してもらったのもエールハウスさんで、その後も定期的にアフター訪問に来てもらっていて、何かあればいつもエールハウスさんに相談に乗ってもらっていました。今回の工事のきっかけは、お向かいに入る屋根業者さんが声を掛けてきたことですが、やはり心配なのでエールハウスさんにも話を聞いてみようと思いました。

 正直はじめはどちらもプロだから大差はないだろうと思ってましたが、荒川さんは下見、説明、提案と丁寧にしていただき、色々ご相談させてもらいました。その中でも特に印象に残っていることは、屋根棟板金の下地の材料についてです。

「今は木材ではなく樹脂材を使いますよ」と荒川さんから教えてもらっていたのですが、お向かいの屋根業者からはその話はありませんでした。説明こそないけども、向かいの屋根工事も樹脂材を使うんだろうな、と思っていましたが、お向かいの工事が始まって見てみると、使っていたのは木材でした。隠れてしまう場所だからこそ尚更大事だと思うので、そういった所にも信頼がおける会社にやってもらいたいので、今回もエールハウスさんに頼んで良かったです。これからもまた何かありましたらエールハウスさんにお願いしますので、今後とも宜しくお願い致します。

【使用製品】

  • 屋根:アスファルトシングル リッジウェイ ハーバードスレートAR
  • 外壁塗料:エスケー化研 クリ-ンマイルドウレタン SR-403

 

 これからも安心快適なお客様の住まいづくりのお手伝いさせて頂きます!

 最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

 

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