古くなった木製戸袋を、サイディングと板金でかっこよく変身!

 みなさん、こんにちは。エールハウス横浜店スタジオ、二級建築士の西潟です。

 今回は『古くなった木製の戸袋を、サイディングと板金で丈夫できれいに変身した工事』についてご紹介いたします!

お客様のご要望

 お客様より、「木製の雨戸をきれいにしたい」とのご相談をいただきました。

 既存の雨戸は年数も約30年と経過していましたので、雨戸ごとの交換をおすすめしましたが、金額が高くなってしまうため、「戸袋だけでもきれいに」とのことから、戸袋のみを直す工事のご依頼をいただきました。

 

現状

木製戸袋①

木製戸袋②

 

 今回は、道路に面している2カ所の戸袋を工事します。

  • 既存の雨戸は約30年経過
  • 一番日の当たる面にあるので、ほかの戸袋と比べて劣化が激しい
  • 数年前に塗装をしたが、塗装がはがれている
  • 道路に面しているので見栄えが良くないことが気になっている

     

 

お客様へのご提案

 今回は、鏡板をサイディング、側板を板金で巻く工事をご提案させていただきました。

 前回のように全て塗装をするという提案もありましたが、すでに劣化しているところを塗装をしても長持ちしないので、より美しく長持ちするサイディング+板金の工事に決定しました。

 今回鏡板に使用したサイディングは、ニチハのD型ノースウッドを使用しました。

ニチハ D型ノースウッド

【D型ノースウッドの特徴】

  • 金属サイディングなので、とても軽い素材
  • 木目柄の落ち着いたシンプルなデザインで、住宅はもちろん、工場・倉庫・物置など、どんな建物にも合う多様性の高い外壁材

 こちらのサイディングですと、遠くから見ると木製の戸袋に見えます。今までの雰囲気を残しながらも、丈夫な戸袋にすることが出来ます。

 色は5種類あり、今回は既存の色に近いベイクブランを選定しました。

 側板には破風板にも使われる板金の、ガルバリウム鋼板を巻きました。ガルバリウム鋼板を巻くことで、

  • 耐久性が向上!
  • 耐用年数は約50年!

 再塗装の必要もなくなるので、将来的に必要なメンテナンス費用を抑えることができるようになります。

 

工事スタート

 既存の板を解体し、新しく下地と防水シートを取り付けます。

 サイディングを一枚ずつ戸袋の寸法に合わせて取り付けていきます。

 サイディングの取り付けが終わると、板金の職人さんが側板にガルバリウム鋼板を巻いていきます。事前に採寸をしてから加工・取り付けの作業に入ります。

 細かい部分も、板金の職人さんが手作業で加工してくれました。

戸袋工事完成です!

戸袋工事完成です!

 後片付け・周辺の掃除をして工事完了です。

 

お客様の感想

 「道路から見える箇所なので、古くなったのがすごく気になっていました。今回サイディングと板金を巻くことで、以前よりもかっこよくなりました。戸袋をサイディングと板金でかっこよくできるとは知らなかったので、提案してもらえて良かったです。再塗装の必要もなくメンテナンスの費用も抑えられるのも、嬉しいポイントです」とのお声を頂きました(^^)/

 お客様にご満足いただき良かったです。今後もお客様に喜んでいただけるご提案をしていきたいと思います。

 

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