「元気なうちにやっておこう」システムバス工事事例

みなさん、こんにちは! エールハウス藤沢店スタジオ、リノベーション設計・施工プランナーの荒川です。

リフォームやリノベーションをしようと思われるきっかけは、内容や状況によってさまざまなケースがあると思いますが、

「古くなった・汚くなった・壊れた箇所を直したい」

「不便・不安・危険な箇所を解消したい」

といった理由をお客様からお聞きすることが多いです。

そのような時その問題箇所を直すことはもちろんですが、それだけではなくせっかくの機会だと考えて少しプラスアルファをしてみるとリフォームするのが楽しみになってみたり、リフォームをやって良かったと思えたりします。

今回は『システムバス工事事例』をご紹介します。

 

お客様のご要望・現況

お風呂のシャワーの蛇口からポタポタと水が止まらないので見てほしい。

【既存水栓】

 

プランニングポイント

さっそく現場に行き状況の確認をしましたところ、シャワー水栓は今まで交換したことがないとのことで年数の経っているものでした。築年数と一緒なので、どうやら33年経っているようです。

基本的にはシャワー水栓交換のお話をしましたが、お風呂全体を見ますと33年経っているのは水栓だけではなくお風呂全体も同じ様子でした。

【現況写真】

こういった時、念のため確認させていただくことがあります。

取り急ぎ今回気になっている箇所だけのお直しで良いか、それとも近い将来を見越して今のうちにある程度の範囲でお直しすることを考えるかです。

この確認をさせていただくと

  • 「今回はとりあえずここだけで良い。」
  • 「実は気になっていた。」
  • 「そこまで考えていなかった。」
  • 「どうするのが良いと思う?」
  • 「やりたいのはやまやまだけど、大ごとになるのも…。」

と、当然お客様によって反応は様々です。

もちろんのことですができる限りお客様の意向に合わせた対応をしますし、一方的なお話をしたいわけではありません。

あくまでもお客様の納得のいく形でお話を進めていくのが良いと思っております。もし仮に後先考えないで判断し、のちのちの負担や面倒ごとが大きくなってしまうようなことはないか、今どうするのが得策か、お話を進める前だからこそ一旦立ち止まって確認するのは、なによりお客様の為でもあると考えております。

それをしないとそれはつまり場当たり的な対応となってしまいます。いっとき部分的に新しくしたところで全体的に直すときにはせっかく新しくしたものが再利用出来ないこともしばしばあります。

結果的に重複して直すことになりかねません

何事にも言えますが、想定できることは備えておくに越したことはありません。そして緊急時や焦っている時こそ特に冷静な判断を心掛けたいものです。

 

今回は、はじめご対応していただいた奥様にこのような確認もしながら水栓交換メインでお話をしていました。すると、ご夫婦で話し合いをされたとのことで、後日旦那様からお風呂全体のご相談に切り替えて提案してほしいとご依頼をいただきました。

やはりお風呂全体的に汚れや劣化が気になってきており、タイルのお風呂でよく言われる寒さ、滑りやすさ、段差などもこの際解消しようかとなったとのことでした。

そして、元気なうちにやっておこう」が一番の決め手のようでした。

これは実際に皆様によく言われますし、多くの方にとって一番のきっかけなのだろうと実感しています。

そうと決まれば、内容を詰めていきます。

お風呂全体をどのように直すか、どうようなお風呂にするか、隣の洗面所などのお風呂以外はどこまで直すか、などなど。

実際にメーカーのショールームに行き確認したりしながら、打合せを重ねていき、工事のイメージから詳細までしっかり決めていきます。

 

工事スタート!

まずは玄関の外から廊下、浴室までの動線、その付近を養生します。

ホコリがまわらないように階段や玄関収納の鏡、洗面化粧台などはビニールで覆っておきます。

【養生 玄関】

【養生 廊下】

【養生 廊下】

【養生 洗面化粧台】

 

浴室解体を始めます。一日がかりの作業です。

【解体】

【解体】

スケルトン状態まで解体が終わると土台や柱などの状態を確認します。

今回の現場は高基礎になっているのは事前にわかっていたので土台が従来よりも高い位置にあることから土台の腐食をそこまでは心配していなかったのですが、一部の腐食が見つかりました。

【腐食】

【腐食】

この状況はすぐお客様にお伝えして、どこまでをどのようにするか又はしないかなどを打合せして決めていきます。

突然のことではありますが、できる限り工期内で対応できるように努めます。

今回はシンプルにシステムバスにするだけの工事ではないこともあり、何とか予定を調整しながら工期内に土台の一部を新しくすることができました。

【土台修繕】

【土台修繕】

寒さの原因でもある気密の悪いルーバー窓はこの機会に交換します。

2箇所ある窓は1箇所だけにして、道路側のもう1箇所の窓はつぶすことにしました。

【窓 工事前】

【窓 工事後】

 

各配管の切り廻し工事、土間のコンクリート打設工事などを終わらせ、急遽予定した白蟻防除工事をスケルトン状態の浴室全体に処理をしてから、壁内にグラスウールの断熱材を入れ、これであとは予定通りシステムバス組立をしていきます。

【配管切り廻し】

【土間コンクリート打設】

【断熱材】

システムバス組立後、ダブルトラップになってしまうのがわかっていたので汚水桝の中の一次側のトラップは撤去しました。

【システムバス組立】

【既存のトラップ】

【ダブルトラップの解消】

 

洗面所については、床がブカブカしているので部分的に張り替えました。

洗面化粧台はそのままなのでその分をよけ、二重張りにはできないので根太を多めにしました。あと洗濯機はここではもう使わないということでパンと水栓を撤去して、内装の貼り替えをしました。

【洗面所 工事前】

【洗面所 床張り替え】

【洗面所 床張り替え】

【洗面所 工事後】

 

工事完成!

これで工事完了です。

工事前、工事後写真。

【窓外部 工事前、工事後写真】

 

お客様の声

今回、はじめはお風呂の蛇口がポタポタ止まらなくなったのが事の発端でした。

いつも家のことはエールさんにご相談していましたので、今回もいつものようにご連絡したらすぐ見に来てもらえたのですが、そこで蛇口だけの交換のお話もしてくれながら、今後を見据えて蛇口だけではなくお風呂全体を見直す考え方も同時にご提案してくれました。

はじめは蛇口だけのつもりではいたものの、確かに今蛇口だけを新しくしたとしてもお風呂全体がずっとこのままで、この先いつまでもつのかと考えると私たちとしても疑問でした。実際我慢しながらお風呂に入っていた部分もあったので、正にご提案いただいたようにお風呂全体を見直そうかと夫婦で話がまとまりました。

お陰様で快適になり、やって良かったなと実感しています。

また何か出てくることだろうと思いますので、困ったことがあったら相談させてもらいます。その時はよろしくお願いします。

 

横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談ください!最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!

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