【固定?変動?】最近の住宅ローンの金利動向について

 みなさん、こんにちは! エールハウス社長、一級建築士・宅地建物取引士の伊丹です。

 やっと暑さがおさまってきて、掛布団を掛けないと『寒い』っと感じる季節になってきましたね。季節の変わり目ですので、体調を崩さないようにお気を付けください。

 さて、今回は『住宅ローン』についてお伝えしたいということで、最近の金利動向や住宅ローン利用者の動向などについてお伝えいたします。

1,最近の住宅ローンの金利動向は?

 今年は、日銀の総裁が変わったこともあり、金利動向に大きな変化が起きることも予想されましたが、変動金利については今なお下落傾向にあり0.3~0.6%程度、長期金利については上昇傾向ではありますが、まだ1%台ということもあり、まだ低い水準であるといえると思います。今後の金利推移については予想しづらい状況ではありますが、変動金利については低水準が続く、長期金利については上がっていく、と予想している人が多いようです。

住宅ローン

 

2,変動と固定(長期)、どちらを選択してるの?

 住宅ローンを検討する際、ほとんどの方が「変動金利型にするか、固定金利型(長期)にするか」を迷うと思います。この理由について説明は不要だと思いますが、一長一短で、特に最近は日銀の発表などもあり、「今後は金利が上がるのではないか?」と感じる方も多くいるのではないでしょうか。

 最近の住宅ローンの利用者の動向をみると、およそ70%の方が「変動金利型」を選択しているようです。やはり金利の低い変動金利型は魅力的のようです。ただ、住宅ローンを借りる前は「固定金利型(長期)」を選択しようと思っていた方も多いようで、実際に借りる段階になった際に「変動金利型じゃないと、借入希望額を借りれない」とか「住宅販売業者から、変動金利型で借りるのが一般的」などと言われることにより、変動金利型を選択する方も多いようです。

 結果的に、変動金利型を選択している方が多い、との調査結果ですが、変動金利型のリスクは文字通り「金利が変動する」ことです。例えば、借入額が5000万円(返済期間35年、ボーナス返済無し)の場合、金利が1%上がると、支払う利息は約1000万円も増えます。35年の間、正直どのようなことが起きるかは予想できません。借入額が多ければ多いほど、金利変動の影響も大きくなるので、事前に資金計画を立てておく事をお奨めします。

住宅ローン

 

3,まとめ

 今後の金融市場、金利動向を予想することは、国内外の経済情勢や国際関係などから非常に難しいと思います。現状の短期金利は超低水準のため、変動金利を選択する方が多いのは先ほど述べましたが、一般的に35年間という長期に渡る住宅ローンの完済することについては、不安を抱える方が多いのは納得できます。住宅ローンの資金計画をする場合には、選択する住宅ローンの種類を十分に検討し、発生するリスクや将来プランを十分に把握・想定した上で、選択する事をお勧めいたします。

 弊社にも住宅ローンアドバイザー、ファイナンシャルプランナーが在籍しておりますので、資金計画のご相談から、物件探し、設計・プランニング、建築工事までワンストップで対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

お問合せ