みなさん、こんにちは!
今回も、G様邸の新築工事現場の様子についてご紹介します!
前回のブログはこちら↓
建て方後、金物チェック
建て方工事が終わり、金物のチェックをしました。
下記の金物は2×4工法用の金物になります。(金物画像は「匠の一冊」を参照)
~外まわりチェック~
外は2種類の帯金物をチェックしました。
「帯金物」1階と2階のつなぎに使用する帯金物です。
「帯金物SS」土台とたて枠の接合に使用する帯金物です。
ちなみに、外に取り付けられているボードは「ノボパン」といい、構造用のパーティクルボードで通常の合板の2倍以上の耐力があります。今回の2×4工法では面で支える工法のため、とても大事な耐力壁と
なっています。壁だけでなく、建物全体の下地として使われています。
<パーティクルボードとは>
木材を細かくしたものを、接着剤を用いて面材料に作り直した材料のことです。
~建物内チェック~
建物内は壁と天井を見ます。
壁側は今回、2種類のコーナー金物とホールダウン金物をチェックします。
コーナー金物は横架材とたて枠の接合に使用します。
このコーナー金物の違いは金物の形だけでなく、許容耐力が違います。2つの中では「ツーバイ・ビックコーナー13」の方が約2倍強いです。
許容耐力が強いほど地震時により部材がずれにくくなり、建物が倒れないよう支えてくれます。
コーナー金物は建物の角や窓ができる場所に配置されています。
ホールダウン金物は配筋検査で確認した棒状の金物です。
実際には下の写真のように柱に取り付けられています。
最後に天井です。2種類の受け金物をチェックしました。
「根太受け金物」根太の接合部に支持する場所がない場合にこの金物で根太を支えます。
「梁受け金物」梁の接合部に支持する場所がない場合にこの金物で梁を支えます。
上の写真から見ると、
2×4材が2つ重なっているものが梁、それ以外が根太になります。
G様と現場打合せ
この現場打合せ以降は、壁に下地ボードが貼られて金物が見えなくなり、照明の位置も変更できなくなってしまうため、お施主様にも現場に来ていただき確認をしてもらいます。また、照明の場所や変更点などもご説明しました。
現場では窓がつけ終わり、壁や天井に断熱材を敷き詰め工事をしていました。
断熱材は防湿層付グラスウールを使用しています。
<防湿層付グラスウールの特徴>
- ガラス繊維の綿状のものに防湿フィルムがついている断熱材。
- 主に屋根天井や壁に使用される。
- ガラスは不燃材料であることから防火性がある。
- 吸音性がある。
2階のバルコニーはFPR防水塗装が完了していました。
<FPR防水とは>
FPR(繊維強化プラスチック)のシートを敷き、その上に樹脂を塗って硬化させる方法です。 硬化後は、プラスチックのような硬さの床面になります。 また、そのままでは紫外線に弱いため、保護のため「トップコート」という塗料が重ね塗りされます。
次回もG様邸新築工事の様子をお伝えしていきたいと思います!
エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!