みなさん、こんにちは! エールハウス社長、一級建築士・宅地建物取引士の伊丹です。
梅雨で雨が降って、ジメジメと、除湿器が必須の季節になりました。みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回のブログでは、2024年6月23日(日)に開催した『空き家・生前贈与セミナー』の様子について、お伝えさせていただきます。今までは横浜市金沢区を中心にセミナーを開催させていただいていたのですが、他のエリアにも情報を発信したいとのことで、前回は横浜市栄区で、今回は横浜市港南区にある公会堂にてセミナーを開催することになりました。
1,増え続けている空き家をテーマに
空き家・生前贈与セミナーとの題目で、第一部では増え続けている空き家をテーマに私が登壇させていただき、第二部では生前贈与をテーマに税理士の宇野先生にご登壇いただきました。私自身、今までセミナーで登壇して話す機会がほとんど無かったので不慣れな部分もありましたが、昨年度から空き家をテーマにセミナーでお話しをさせていただく機会が増えたため、多少スムーズに話せるようになりました。
さて、私は日経新聞は読むようにしているのですが、最近空き家に関する記事が増えているのを感じています。
2024年6月16日の日経新聞にも空き家に関する記事が出ていて、記事のタイトルは「長く空き家放置 周辺3.9兆円損失」と書いてありました。記事の内容を簡単に説明すると、2018年から2023年までの5年間で放置空き家が36万戸増えて、放置空き家が約385万戸になったこと、放置空き家は庭木の繫茂や害虫・害獣の発生、治安悪化への不安があることから、放置空き家周辺の地価が下落していること、地価下落による損失が5年間で約3.9兆円に上ると試算したこと、が書いてありました。
要するに、自分自身は放置空き家を所有していないくても、他人が所有する放置空き家によって、自分が所有している不動産価値が下落してしまうこともあり得るという、増え続ける空き家問題は決して他人事ではない、ということがこの日経新聞の記事からも分かると思います。放置空き家を減らすことが、不動産の価値も高め、結果的に日本の経済の回復にもつながるのではないでしょうか。
2,失敗のない賢い生前贈与をテーマに
第二部では、税理士の宇野先生に「生前贈与」をテーマにご登壇いただきました。私自身、セミナーの参加者の方から個別相談を受けていたため、宇野先生のセミナーを少ししか聞くことが出来なかったのですが、参加されている方々はセミナー中に質問をするなど、とても熱心に受講されていました。宇野先生はまだ30代で若い先生ですが、相続や贈与の分野には精通している先生ですので、そのようなご相談がある際はオススメいたします。
3,セミナー後の個別相談会
私の方で登壇した空き家をテーマにしたセミナーと、税理士の宇野先生にご登壇いただいた生前贈与をテーマにしたセミナーの終了後、希望者の方には無料で個別相談会を開催しました。ご参加いただいた大多数の方々に私も宇野先生もご相談をいただけました。セミナー終了後、誰もご相談に来てくれなかったらどうしようと思っていたので、正直安心しました。不動産のご相談も税金のご相談もセンシティブな情報なので詳細はお伝え出来ませんが、セミナーでお話ししたことが実際に自分の身に起きている方もいて非常に参考になった、解決方法を相談に乗って欲しいなどと、今回のセミナーが少しでもお役に立てたことがなによりです。
4,最後に
残念ながら、空き家がすぐに減少することはないと思います。ただ、このようなセミナーを通じて、微力ながら社会的な空き家問題の解決にお役に立てればと思い、定期的にセミナーを開催しております。次回は2024年9月に、横浜市金沢区に戻って、セミナーを開催する予定です。セミナー内容は空き家のテーマ以外は検討中ですが、次回は金沢区の歴史についてのお話しが出来たらなと考えております。詳細が決まり次第、情報発信させていただきます。
エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!