地鎮祭は神社とお寺どちらに頼むの?

こんにちは、エールハウスの建築士の田渕です。今までに得た建築の知識を活かして、お客様に役に立つ情報をお届け致します!

この度、新築工事の着工がある為、地鎮祭を行いました。すっきりと晴れたお天気の中、工事の安全と家の繁栄を祈願しました。

地鎮祭とは家を建てる前に、神主などを招いて工事の安全を祈願する儀式です。神社にお願いする神式が一般的ですが、お寺にお願いする仏式やキリスト教式などもあるようです。

わかっているようで、よくわからないのが神社とお寺の違いではないでしょうか?

 

 

「神社」と「寺」の違いとは

元々日本には「八百万(やおよろず)の神様」と言う言葉があらわすように、数え切れないほどの神様がおられ、それらの神様がおまつりされているのが神社です。

後に仏教がインドから伝来し、開祖であるお釈迦様の教えをもとにした宗教で、釈迦如来像などの仏像を、釈迦や他の仏様の化身として拝んでいる所がお寺です。

仏教が日本に伝来した当初は、神道と仏教の二派に分かれ争いの種となったりしましたが、奈良時代以降は「神仏習合」といって、神も仏も一緒に祀るようになりました。

従って神道の神様も仏教の仏様も同じ寺や神社で祀られていることが多かったのです。これは、江戸時代の終わりころまで千年以上続いていたのです。現在も鳥居のあるお寺、三重塔や五重塔のある神社などがその例です。神仏習合の色を濃く残す日光東照宮にも五重塔が境内にあります。また、東京台東区の浅草寺と浅草神社は隣り合わせにありますが、元々は同じ敷地内にあり、神仏習合の名残りといわれています。

しかし、明治期の「神仏分離令」によって神社とお寺は明確に区別され、神社は神道の神様を、寺では仏教の仏様をまつることが徹底されました。長い歴史からみたら最近ですね。とはいえ現代においても、初詣や式典は神社へ、葬儀や墓参りにはお寺へという具合に、神社もお寺もどちらも生活の中にしっかりと結びついていますね。

今回、地鎮祭をお願いしたのが横浜市にある永谷天満宮でした。

 

神社ではなく天満宮?「天満宮」という独特の末尾がつくのも不思議ですね。私もよくわかっていなかったので調べてみました。

 

なんだか分かっているようでわかっていない、「天満宮」

普通の神社やお寺とどう違うのか、調べてみました。実は「天満宮」は、名前が「○○神社」ではないのでわかりにくいですが、神道の神様が祀られている「神社」の一種にあたります。実は「神社」と一口にいっても、その中には歴史や御祭神等によって格が区別されています。格は神社の呼び名の末尾につく「社号」によってある程度判断がつく場合が多いです。

天満宮のように、社号に「宮」がつく神社は、「神宮」がつく神社に次いで、格式が高い神社です。社号に「宮」がつく神社は嫡男系の皇孫や天皇を御祭神とする神社がメイン。しかし、「天満宮」のように、天皇家縁の人物ではなくても例外的に、歴史上の重要人物を神格化して祀っている神社である場合もあります。

「天満宮」は、この「宮」の中の例外で、平安時代の優れた学者・菅原道真
御祭神として祀っています。また、天満宮は天神の別名とされているようで同じのようです。天神や天満宮は格式の高い例外の神社なんですね。

神社について興味が湧いたので、もう少し深堀して調べてみました。

日本のいたるところで見かける神社の名前で

  • 「天神」
  • 「天満宮」
  • 「八幡」
  • 「稲荷」

があります。これらの違いは神様とご利益だそうです。違いは次の通りです。

 

【八幡】

【八幡】と付く神社におまつりされている神様は第十五代応神天皇。様々な系列の神社がある中で【八幡】と付く神社は日本で二番目に多いとされています。神様である応神天皇は実在したとされる最初の天皇で、本名の誉田別命(ほんだわけのみこと)が、ご神名にもなっています。源頼家(1182-1204)が、出陣のときに京都の岩清水八幡宮に必勝祈願をしたところ、戦に勝利をおさめたことから武士たちから崇められるようになりました。勝負運のご利益があることから、受験、就職、結婚など一生に一度の真剣なお願いをする人たちが多くお参りするのが【八幡】と付く神社の特徴です。

 

【稲荷】

【稲荷】と付く神社におまつりされている神様・宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)は、もともとは食物や穀物すなわち農業の神様でした。

しかし日本で様々な産業が発展する中で、農業だけでなく産業振興・商売繁盛の神様として商売人や経営者からの信仰を集めるようになりました。ちなみに【稲荷】と付く神社は大小合わせて3万社以上もあると言われており、数ある神社の系列の中でも最大規模を誇っています。

 

【天神=天満宮】

【天神=天満宮】と付く神社におまつりされている神様・菅原道真公(845-903)は、幼い頃から頭脳明晰で、若くして当時の国家公務員試験に当たる進士に合格。また役人としてだけでなく学者や政治家としてもその際立った能力を発揮し、詩人としての才能も傑出している多才な人でした。そのため、菅原道真公は学問・芸術の神様として崇められ、菅原道真公をおまつりしている神社は、天神さまとして今もなお人々の信仰を集めているのです。なお、【天神=天満宮】と付く神社の境内には菅原道真公にゆかりの深い牛の銅像が置かれています。この牛の頭を撫でると頭が良くなると言われています。

 

 

ご利益

神様

八幡

勝負運・金運

勝負の神様

稲荷

商売繁盛

農業の神様

天神

学業成就

学問の神様

天満宮

天神の別名のため、天神と同じです

 

とても興味深く、奥が深いですね。今後も、色々な情報を発信していきます!

 

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