みなさん、こんにちは! エールハウス社長、一級建築士・宅地建物取引士の伊丹です。
現在、当社では『横浜市金沢区』にて新築一戸建て建売住宅を建築中です。これからブログで家が出来上がるまでお伝えさせていただこうと思いますので、よろしくお願いします♪ 前回のブログはコチラ→【建て方工事編】
前回は建て方工事までの状況についてお伝えさせていただきましたが、今回は『外装工事』についてお伝えさせていただきます。『外装工事』とは外廻りの工事のことで、窓・屋根材・外壁材を取り付けて、建物を雨風から守るための大事な工事になります。木造の建物にとって、水は大敵ですからね。
まずは『玄関ドア・窓』を取り付け
この工事が終わらないと防犯上もよくないですし、雨が室内に入ってきてしまいます。建て方工事が終わったら、速やかに開口部に取付けしていきましょう。
今回の建物は『低炭素建築物』という省エネ仕様で建てるため、玄関ドアや窓は省エネ性能に優れた製品を使用しています。窓には、断熱性・防露性に優れた『アルミ樹脂複合窓』を採用。ガラスには、太陽熱を約60%カットして冷房効果を高めたり、室内の暖房熱を逃がさない『LOW-E複層ガラス』を採用しました。室内からの写真を見ると分かりますが、実は窓の枠の色が中と外で違うんです。インテリアのコーディネートもしやすいですよね♪
続いて『屋根工事』
まず、屋根の下地材の上に『ルーフィングシート(防水シート)』を貼っていきます。ルーフィングシートは、万が一、屋根材が割れたりして水が屋根材の中に侵入しても、下地材に水を浸透させない役割を持っています。ルーフィングシートを敷き終えたら、屋根材を施工していきます。今回は、軽くて耐震性に優れた『スレート屋根材』を採用しました。色やデザインが豊富で、外壁の色とも合わせやすいです。現在最も普及している屋根材だと思います。
そして最後に、建物の外観を一番左右する『外壁工事』
外壁の仕上げ方法を大きく分けると『モルタル仕上げ(湿式)』と『サイディング仕上げ(乾式)』に分けられますが、今回の建物では後者の『サイディング仕上げ』を採用しました。まず、建物の壁合板に『透湿・防水シート』を貼っていきます。この商材は優れもので、名前の通り、湿気は通しますが、水は通さない構造になっています。湿気を通すため、壁内での結露を防ぎ、木材や断熱材の乾燥状況を保ちます。また強度にも優れていて、多少の引っ掻きや引っ張りにも耐えてくれます。次に写真に写っている縦の木材は『胴縁』といわれる部材で、この上にサイディング材を張っていくのですが、透湿・防水シートとサイディング材との間に通気層を設けるための部材になります。この通気層を設けることによって、壁内の湿気を外部に放出することが出来て、建物を長持ちさせることが出来るのです。
なお、建物のデザインについてですが、道路からよく見える部分は上下で異なるサイディング材を使用したり、破風(雨樋が付く場所)は重厚感が出るようにブラックを取り入れたり、軒天(ベランダの裏など)には木目の商材を張って高級感が出るようにしてみました。
『外装工事』としては、サイディング材などの目地を埋める『シーリング工事』と、雨水を流すために不可欠な『雨樋工事』が終わったら、足場を撤去して終了となります。足場を撤去したら外部の写真を撮ってブログでお伝えさせていただきます♪
では次回のブログで続きの工事についてお伝えさせていただきますので、是非お楽しみに♪
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