こんにちは!藤沢店の店長、一級建築士の吉田です。
今回は新築工事のご依頼をいただいた『横浜市南区のお客様』の地鎮祭の様子についてお伝えいたします。
地鎮祭は11時から行なったのですが、曇っていて非常に寒い日でした。お客様の方で好意にしている神社がないとのことでしたので、今回はエールが毎年ご祈祷でお世話になっている鎌倉宮の神職さんにお願いいたしました。話によると神奈川県ならどこでも出張してくださるとの事で、次回からも気軽にお願いができるとのことで安心いたしました。事前にお打ち合わせさせていただいたのですが、祭壇も神様への御供えも神職さんの方で用意していただけるとの事でした。四方の竹はどうするのか心配でしたが、出来上がった祭壇を見ると、遠くにも簡単に出張できるように工夫してあるなと感心しました(昔なら竹山から3メートルくらいの竹を切ってきて、現場に持ってきていました。竹を揃えるのが大変だった記憶があります)。園芸支柱のイボ竹の先端に50センチくらいの竹の枝を取り付けて、イボ竹と本物の竹の接合部を隠すように紅白幕を取付けて祭壇を作っていました。
手慣れた手付きで祭壇が出来上がり、いよいよ地鎮祭のはじまりです
まずは祭壇、土地、参列者をお浄めします。神様をお迎えし、神様にお供え物を差し上げ、神様に祈りの詞をささげます。その後、神職さんが工事を行なう土地を清めます。四隅にお米、お塩と紙ふぶきを撒き清めます。
次に地鎮の儀 です。「刈初(かりぞめ)」、「穿初(うがちぞめ)」「土均(つちならし)」を行ないます。
- その土地で初めて草を刈る「刈初」は、設計者の私が行ないました
- 初めて土をおこす、穿初は、お施主さまが行ないました
- 初めて土をならす、土均は当社の社長が行ないました
- 最後に神職が鎮め物を納めます
次は玉串奉奠 (たまぐしほうてん)を行ないます。参列者全員が玉串(榊)を神前にお供えします。その後お供え物をお下げし、神様にお帰りいただきます。地鎮祭の閉辞があり、お神酒を戴き無事に地鎮祭が終了いたしました。片付け終了後に、神職さんから鎮め物(奉鎮)を建物の中心に埋めるようにと、お預かり致しました。この鎮め物は、基礎工事で掘り起こされない工程で埋めさせて頂きます。
寒い日でしたが、お施主さまもご満足いただけたので、良い建物を早く完成し、お引渡しして、喜んで暮らしていただきたいと想った一日でした。これからも建物が出来上がるまでの過程をブログにてお伝えしていきますので、ご期待ください!