★大地震に備えて『在宅避難(在宅被災生活)』の準備をしましょう★

 こんにちは! エールハウス社長、一級建築士・宅地建物取引士の伊丹です。

 先日のブログで、2019年8月31日に横浜市旭区南希望が丘で開催された『防災フェスタ』に当社エールハウスが参加したことをご案内しましたが、その際に横浜市旭区の区長が挨拶で次のようなお話しをされていました。

「横浜市で、今後30年の間に震度6弱以上の地震が発生する確率は82%と言われています」

 82%と聞いて驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。正直、私はびっくりしました。震度6弱以上の地震が発生すると思っていたほうが間違いないかもしれません。
 大きな地震が発生したら、小学校や中学校などの避難所に行くのがよくニュースで観られると思いますが、基本的には自宅に住めない人が避難する場所となっています。なぜなら、避難所のスペースには限りがあるからです。本当に避難が必要な人のために、大地震に備えて自宅で生活が出来るように『在宅避難(在宅被災生活)』の準備をしましょう。プライバシーの確保が難しい避難所よりは、住み慣れた家で過ごす方がストレス少なく生活を送れます。

在宅避難

住まいの安全対策をしましょう(耐震診断・耐震補強、家具の転倒防止など)

 まず、震度6弱以上の地震が来ても住み続けることが出来る家でなければなりません。そのためには耐震診断を行なって、住まいの安全性を確認しましょう。もし、安全性が不足しているようなら、耐震補強を行なう必要があります。なお、横浜市では昭和56年5月以前着工の木造住宅を対象に、耐震診断を無料で実施したり、耐震補強費用を補助する事業を行なっております。詳しくは『横浜市建築局 建築防災課』のホームページでご確認ください。
 住まいの耐震は問題ないとしても、震災の際に多いのは家具が転倒したことにより、下敷きとなって亡くなってしまうケースです。家具の転倒防止のためには、ポール式のつっかえ棒をする方法もあるのですが、一番オススメなのはL型の金物で止める方法です。なお、横浜市の方で65歳以上の方を対象に、家具の転倒防止器具の取付を無料代行も行なっております。詳しくは『横浜市まちづくりセンター』にご確認下さい。

耐震補強

火災への対策をしましょう

 実は大地震の際に発生する火災の約6割は、停電復旧時の通電火災が原因のようです。そこでオススメなのが『感震ブレーカー』です。感震ブレーカーとは大きな揺れを感知して、電気を自動的に遮断する装置です。大地震が発生して停電になった際は、ブレーカーが切れているか確認しましょう。
 また、現在は『住宅用火災警報器』の設置が義務付けられております。火災が発生した際に警報音や音声で知らせてくれる優れものです。取り付ける位置に決まりがありますのでご注意ください。

ブレーカー

備蓄品を準備しましょう

 大地震などの災害発生直後は、食料や日用品の購入が非常に難しくなることが予想されます。家族構成を考慮して、最低3日分、可能であれば7日分を備蓄しておくことをオススメします。備蓄するものは水などの飲料水(1人1日、3リットルが目安)、食料品(缶詰など、調理しなくても食べられるもの)、トイレパックなどが挙げられます。

備蓄品

 最後に、災害は起こらないのがもちろん一番良いのですが、いつ来るかも予測できないですし、起きることを止めることも出来ません。出来ることは『災害に備えて準備をすること』です。当社としてお手伝い出来るのは『住まいの安全対策』ですので、是非ご相談いただければ幸いです。

 横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!

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