ホームインスペクション
（住 宅 診 断）
ホームインスペクションって何？
ホームインスペクション（住宅診断）とは、住宅に精通したホームインスペクター（住宅診断士）が、 第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行なう専門業務のことです。
事前のホームインスペクションによって住まいのどこを、どのように変えるのか？その方向性が明確になれば、理想のリノベーション計画を立てやすくなります。ホームインスペクションは、いわばリノベーションの羅針盤のようなもの。最も重要な前提プロセスと言えるのです。
ホームインスペクション
３つのメリット
メリット
❶
住宅の専門家による中立的な検査
ホームインスペクターの資格を有するためには、建築士の資格を有した人のみが対象の『既存住宅状況調査技術者講習』を受講し、その後の修了考査に合格しなければなりません。そしてホームインスペクターには、常に中立的かつ客観的な立場での検査を行うことが求められており、その社会的使命を担う位置づけから、ますます重要な「住宅の専門家」となりつつあります。
メリット
❷
中古物件も安心して購入できる
ホームインスペクターによる調査報告書は、そのまま「中古物件」の価値をはかるための信憑性の高い指標となります。そのため、購入の是非の判断が明確になり、その内容が良ければ安心して購入できます。また、「欠陥住宅」や「買うべきではない住宅」を購入するリスクも大幅に減らすことが可能になることも大きなメリットです。
メリット
❸
リノベーション計画を立てやすい
ホームインスペクションの調査項目としては木造の場合、『建物の構造上主要な部分』に関わる調査（基礎、土台及び床組み、床、柱及び梁、小屋組み等）や、『雨水の浸入を防止する部分』に関わる調査（外壁、軒裏、バルコニー、屋根等）があります。要するに建物にとって重要な部分を綿密に調査するということです。そのため、住まいのどこをリノベーションすれば良いかが明確になり、リノベーション計画を立てやすくなります。
ホームインスペクションの流れ
❶ お問い合わせ
お電話やホームページなどからお問い合わせください。親切丁寧にご回答いたします。
❷ 事前調査
いただいた情報をもとに該当の物件を事前調査させていただきます。
❸ 業務委託契約の締結
事前調査後にホームインスペクションを行なうにあたり、業務委託契約を締結させていただきます。
❹ ホームインスペクション
（半日～１日）
外回りから室内まで、すべての検査項目を１日以内でチェックします。 調査当日は、ご依頼主様と現地集合の上、まずは手順や所要時間、診断の流れを簡単に説明します。
（鍵の取り扱いのため、仲介業者さん立ち合いの場合もあります）
❺ 調査報告
調査の後は、撮影した写真を用いて、不具合箇所の報告及び原因と問題点などを簡単にご説明いたします。 また、後日、調査結果を記載した報告書をお渡しいたします。 以上でホームインスペクションは終了です。
HOME INSPECTION PROCESS
築38年の中古戸建の物件を例に、ホームインスペクションのプロセスをご紹介します。
外回りチェック
まずは外回りから診断を開始します。基礎、外壁、軒裏、雨樋、外部金物等、そしてバルコニー、外部階段等、 確認範囲は多岐に渡ります。
基礎部分
基礎は家を支えている大事な部分です。ひび割れの有無及び幅・長さ、コンクリートの浮き、鉄筋の有無及びピッチなどをチェックします。
建物本体部分
建物が傾いていないか、レベルや下げ振りを用いてチェックをします。
外壁・外回り部分
外壁のひび割れの有無、塗膜の劣化の有無、金物の有無、排水の接続のチェックをします。
屋根・高所部分
屋根や軒裏などの高所部分は、安全対策のため、専用の高所カメラを用いてチェックします。屋根の剥がれや割れの有無、軒裏の腐食の有無などをチェックします。
室内チェック
続いて室内の状態を調べます。壁、天井、床、床下、建具、設備等を念入りにチェックしていきます。
壁部分
壁のひび割れやシミの有無、壁の傾きの有無などをチェックします。
天井部分
雨漏れの有無、天井裏の金物やシロアリの被害の有無などをチェックします。
床・床下部分
床のたわみや傾きの有無、床下の金物やシロアリの被害の有無をチェックします。
建具部分
ドアなどの建付・動作・傾きなどのチェックをします。建物が傾いていると、きちんと閉まらないことも多いです。
設備部分
換気扇などの設備機器や給水・排水管などの不具合の有無をチェックします。
エールハウスの安心の
ホームインスペクション
エールハウスでは、ホームインスペクションの資格を持った建築士が住宅診断を行ないますので、 安心してホームインスペクションをご依頼いただけます。これまでに数々の住宅診断を手掛けており、その経験値の積み重ねもエールハウスの強みとなっています。
国土交通省の「既存住宅インスペクション」のガイドラインによる住宅診断を実施しています。エールハウスでは、不動産購入時のサポートの一貫で、ホームインスペクションを請け負い、合わせて不動産売買契約書および重要事項説明書のチェック、そして住宅ローンのアドバイスなども行っています。さらには中古住宅の購入に限らず、既存のお住まいの住宅診断にも対応。理想のリノベーションを実現するためのフルサポートも行っています。
※ワンストップリノベーションをご希望の方は、インスペクション費用の免除をさせていただく場合もありますので、お気軽にご相談ください。