中古物件購入後はじめての外装塗装工事

みなさん、こんにちは! エールハウス藤沢店スタジオ、リノベーション設計・施工プランナーの荒川です。

リフォームやリノベーションをしようと思われるきっかけは、内容や状況によってさまざまなケースがあると思いますが、

「古くなった・汚くなった・壊れた箇所を直したい」

「不便・不安・危険な箇所を解消したい」

といった理由をお客様からお聞きすることが多いです。

そのような時その問題箇所を直すことはもちろんですが、それだけではなくせっかくの機会だと考えて少しプラスアルファをしてみるとリフォームするのが楽しみになってみたり、リフォームをやって良かったと思えたりします。

今回は『外装塗装工事事例』をご紹介します。

 

お客様のご要望・現況

  • 中古でこの家を買ってから15年、これまでリフォームをしたことが無いまま今に至るので、そろそろ外壁や屋根を直さなくてはと思っているので一度見てもらいたい。
  • 予算があるのであまり大々的には出来ませんので、基本的には塗装だけと考えています。
  • ただ本当は玄関ドアも気になっているので、予算内であれば一緒にやってもらいたい。

 

プランニングポイント

  • 中古で住み始めて15年とのことですが、築年数自体は40年とのこと。
  • 全体的にそれなりに老朽化が進んでいる状態でした。
  • 外壁はチョーキング現象が起こっており、所々にクラックも生じています。

 

チョーキング

【チョーキング写真】

【チョーキング写真】

【チョーキング写真】

【チョーキング写真】

【チョーキング写真】

紫外線や熱、雨風等により塗装が劣化してチョークのような粉状になって現れる現象のこと。

 

クラック

【クラック部分】

【クラック部分】

【クラック部分】

ひび割れ、亀裂のこと。どちらも劣化しているサイン、塗り替え時のサインの代表的なものです。

 

【汚れ部分】

【剝離部分】

【ツタ写真】

 

屋根は高所用のカメラで点検しました。

高所点検にはコレ!屋根に上がらず点検できる便利な方法!! | YELLHOUSE

全体的にコケや汚れがあるのが目立ちます。

 

【大屋根部分】

【大屋根部分】

【下屋根部分】

大屋根のスレートだけでなく、玄関屋根のトタンも錆びが出てきて痛んでいます。

状態や年数、今後のことを考えると、塗装より、むしろ屋根全体を新しくする重ね葺きなどをご検討しても良いと言えます。

写真を見てもらいながら、そのあたりをよくお打合せしました。

また、玄関屋根の状態に関連してかその下の破風板の一部が腐っていました。

【破風板部分】

【破風板部分】

【破風板部分】

 

他にも、雨樋をよく見るとコーナーの一部に隙間が生じています。金具も錆びていたり外れていたりするなど、いくつか気になる箇所がありました。

【雨樋の隙間】

【雨樋の隙間】

【雨樋の隙間】

【雨樋金具の錆び】

【雨樋金具の外れ】

はじめにご予算やご希望の工事の規模は伺っていましたので、これらの問題はお客様にとっては思いもよらない話です。

もちろんお客様のご予算やご意向に合わせて家のお直しのお手伝いをします。ですが、見つけた問題をお伝えするのはプロとして当然のことだと思いますし、そうでなくてはお客様の為になりません。

問題には触れず、むしろ気付かず、そもそも見ず、ではもはやプロとは言えません。

せっかく塗装工事の際に仮設足場を架けて工事をするのですから、塗装だけでは改善しない問題に関しては確認出来る限りは事前に確認しておき、それに合わせてしっかり状況をお客様にご説明をします。

 

お客様としては玄関ドアの方が優先度は高いようでしたが、私としてはご予算の関係で、もしどちらかを選ぶことになるのならやはり仮設足場に絡む工事をまとめて行うことが結果的に損にならないとおすすめさせていただくなど、いくつかの案に分けてお話をしながらお打合せを重ねました。

その結果、今回は屋根を含めて全体的に塗装工事をして、痛んでいる木部はガルバリウム鋼板でカバーをし、雨樋は全て新しくすることとなり、更に玄関ドアも新しくすることになりました。

お客様からは「当初の計画から変わったのは仕方ない。むしろいろいろ見て提案してくれたし、説明が納得できるものだったのでこの機会にある程度はやることにしよう。」と言って頂きました。

 

工事スタート!

まずは仮設足場を架けます。

【仮設足場設置】

【仮設足場設置】

塗装工事を始める前に高圧洗浄をします。

高圧洗浄の際は、前もってご近隣の方々にご挨拶を回っておきます。

【高圧洗浄】

【高圧洗浄 上部が洗浄前、下部が洗浄後】

洗浄が終わったら雨樋を撤去します。

塗装が終わってから雨樋の撤去をするのでは隠れているところまでしっかり塗装が出来ません。塗装する前に新しい雨樋の設置までしてしまっても同様です。

今回のように新しくすることが決まっている場合は、前もって撤去しておくように段取りをします。

【雨樋撤去前】

【雨樋撤去後】

塗り始める前に、窓廻りや周辺に塗料が付かないようにしっかり養生をします。

念のため近くにある車にもお断りをしてからカバーをかけて養生しておきます。

【養生 玄関】

【養生 窓】

【養生 窓】

【養生 ベランダ】

【養生 ベランダ】

【養生 車】

【養生 車】

 

部位ごとに各工程通りに塗装します。

屋根は、鉄部には錆止めをして、縁切り用としてタスペーサーを屋根全体に差し込んでおいてから塗装をします。その他の木部や軒裏、鉄部もそれぞれ塗装していきます。

【外壁 下塗り】

【外壁 中塗り】

【外壁 上塗り】

【屋根 鉄部錆止め】

【屋根 タスペーサー】

【屋根 タスペーサー】

【屋根 下塗り】

【屋根 下塗り】

【屋根 中塗り】

【屋根 クラック補修】

【屋根 上塗り】

【破風板 ケレン】

【破風板 下塗り】

【破風板 中塗り】

【破風板 上塗り】

 

塗装工事が終わったら、玄関屋根の破風板をその形に合わせて加工したガルバリウム鋼板でカバーします。

そして新しい雨樋を設置して、板金工事も終わりです。

問題がないか最終点検をして、仮設足場を解体します。

【破風板 板金カバー】

 

最後に玄関ドア工事をして、これで今回の工事は全て完了です。

 

 

工事完成!

【工事前】

【工事後】

【工事前】

【工事後】

【工事前 大屋根】

【工事後 大屋根】

【工事前 大屋根】

【工事後 大屋根】

【工事前 下屋根】

【工事後 下屋根】

【工事前 玄関ドア】

【工事中 玄関ドア】

【工事後 玄関ドア】

【工事後 玄関ドア】

 

 

お客様の声

中古でここに住んでからリフォームをするのは今回が初めてだったのでどこに頼もうかと悩んでいましたが、エールハウスさんをおすすめしていた方がいたので、まずは相談に行くことにしました。

歩いていけるほど近所ですし、家のことは何でもやられているとのことでしたので、いろいろ安心かなと思いお願いすることにしました。

これからも何かとお世話になるかと思いますが、その際はまたよろしくお願いします。

 

 

横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談ください!

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!

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