こんにちは!エールハウス、リノベーション設計・施工プランナーの荒川です。
横浜市旭区にある、築60年以上のお住まいの浴室をリフォームしました。
今回のご依頼は、福島県にお住まいの娘様ご夫婦から。
お母様がこれからも安心して快適に暮らせるよう、在来工法の浴室をシステムバスへと改修しました。
お客様のご要望
「横浜市旭区に一人で住む母の家のお風呂をリフォームしたい」
娘様ご夫婦は福島県にお住まいですが、お母様の様子を見るために月2回、隔週で週末に横浜へ来られていました。
そこで、リフォームについてもご家族が横浜に来られるタイミングに合わせて相談できれば、ということでお問い合わせをいただきました。
遠方に住んでいるご家族にとって、実家のリフォームは「相談したいけれど、何度も現地へ足を運ぶのは難しい」ということもあります。
今回は、お母様の暮らしやすさを大切にしながら、娘様ご夫婦とも相談を重ねて計画を進めていきました。
築60年以上の在来浴室を、使いやすいシステムバスへ
今回のお住まいの浴室は、タイルを使った昔ながらの在来工法でした。

工事前
築60年以上ということもあり、浴室のタイルにはあちこちにひび割れが見られました。
また、1坪ほどの広さがあるにもかかわらず、浴槽は小さく、浴室内のスペースを十分に活用できていない状態でした。
そこで今回は、浴室全体を解体してシステムバスへ変更することに。
浴室の窓は明かり取りとして残しつつ、内窓を新設して寒さ対策も行います。
脱衣所については、今回は大掛かりな工事はせず、必要な部分のみ補修する計画としました。
プランニングポイント|遠方のご家族と一緒に計画
今回、特に大切にしたのが「お母様にとって使いやすい浴室にすること」です。
お母様ご本人がショールームへ何度も足を運ぶのは難しいため、娘様ご夫婦が代わりにショールームへ何度か足を運んでくださいました。
そこで実際の商品を確認しながら、お母様のために最適なシステムバスを検討。
打ち合わせを重ねながら、仕様や使い勝手を一つひとつ確認させていただきました。
今回は福島県のTOTOショールームともやり取りを行い、遠方にお住まいのご家族と、現地のお客様とそれぞれが情報を共有しながら、無理のない形で計画を進めていきました。
リフォーム内容
- 在来工法浴室からシステムバスへの変更
- 浴室窓への内窓設置
- 脱衣所床の補修
- 浴室入口の段差解消
工事前|タイルのひび割れと脱衣所の床も確認
既存はタイル張りの在来工法浴室。

工事前
長年の使用によって、壁や床のタイルにはひび割れが見られました。

工事前

工事前
在来浴室の場合、タイルのひび割れなどから壁の内部へ水が入り、下地や土台などを腐食させているケースもあります。
今回は脱衣所の床にもブカブカする部分があり、浴室だけでなく周辺部分の状態も確認しながら工事を進めることになりました。

工事前
工事中|まずはしっかり養生から
浴室の解体工事を始める前に、室内の動線をしっかりと養生します。

工事中
厚手のシートとブルーシートを二重に敷き、工事による傷や汚れが周囲に広がらないようにします。
その後、既存の浴室を解体。

工事中

工事中
各配管を切り回し、電気配線や換気ダクトなどの工事を進めます。
今回、解体前から心配していたのが、築60年以上という建物の浴室内部の腐食でした。
実際に解体して確認したところ、経年による劣化はあったものの、築年数を考えれば状態はむしろ良好。
大きな腐食などの問題もなく、無事に工事を進めることができました。
その大きな要因の一つとして考えられるのが、この建物が高基礎だったことです。
土台や柱の下部が比較的高い位置にあったことで、長年浴室を使ってきたにもかかわらず、大きな影響を受けずに済んだと考えられます。
完成|お母様が安心して使える、明るく快適な浴室へ
システムバスの設置が終わったら、試運転を行って各設備の動作を確認。
内窓も設置し、最後に清掃をして工事完了です。

工事後
今回は既存の窓の位置を考慮し、浴槽の向きも変更しました。
入口の段差もなくなり、以前よりも安全に浴室へ出入りできるようになりました。

工事後 内窓

工事後 手すり

工事後 脱衣所
浴室が大きく変わったため、完成直後にご覧になったお母様からは、
「我が家じゃないみたい。」とのお言葉も。
しかし、3週間後にお会いした際には、すっかり新しいお風呂にも慣れてこられたとのことでした。
これからも毎日使う場所だからこそ、見た目だけではなく、安全性や使いやすさ、寒さへの対策まで考えた浴室リフォームが大切です。
お母様にも、これから安心して快適にお風呂の時間を過ごしていただければ嬉しく思います。
使用製品:TOTO サザナ 1616サイズ
遠方に住むご家族から実家のリフォームをご依頼いただく際のポイント
今回のように、実家とは離れた場所に住んでいるご家族からリフォームをご相談いただくケースもあります。
- 親が一人で暮らしているので、そろそろ家を直したい
- 実家の浴室が古くなっているけれど、自分たちは遠方に住んでいる
- 親本人を何度もショールームへ連れて行くのは難しい
このような場合でも、最初からすべてをご家族だけで決める必要はありません。
① 現地調査をしっかり行う
築年数が古い住宅では、見た目だけでは分からない部分に劣化があることがあります。
特に在来工法の浴室では、解体して初めて下地や土台の状態が分かることも。
事前の現地調査で確認できるところをできる限り確認し、解体後に分かる可能性があることについても、あらかじめ共有しておくことが大切です。
② 親世帯の「使いやすさ」を基準にする
リフォームを検討する際、ご家族が選びやすいデザインだけで決めてしまうのではなく、実際に使用する方にとって使いやすいかを考えることも重要です。
浴室なら、
- 浴室への出入りはしやすいか
- 浴槽のまたぎ高さはどうか
- 手すりは必要か
- 滑りにくい床になっているか
- 冬場の寒さ対策はできているか
- 掃除やお手入れはしやすいか
など、これからの暮らしを想像しながら仕様を選びます。
③ 打ち合わせの方法を事前に相談する
遠方にお住まいの場合、毎回現地で打ち合わせをするのは大変です。
そのため、現地での打ち合わせと電話・オンラインなどを組み合わせたり、ご家族が帰省されるタイミングに合わせて現地調査や打ち合わせを行ったりするなど、無理なく進められる方法を相談しておくと安心です。
今回のように、娘様ご夫婦が遠方のショールームで商品を確認し、情報を共有しながら進める方法もあります。
お客様の声
予定通り工事終了、感謝申し上げます。
お母さんも「お風呂は良かった」と喜んでいます。ありがとうございました。
また他のことでもご相談にのっていただけると助かります。今後もよろしくお願いします。
担当者より
この度は浴室工事のご依頼を頂きまして誠にありがとうございました。
今回は遠方にお住まいの娘様ご夫婦からのご相談ということで、帰省されるタイミングなども考慮しながら打ち合わせを進めさせていただきました。
お母様にも新しいお風呂を気に入っていただけたようで、私どもも嬉しく思います。
実家のリフォームでは、住んでいるご本人だけでなく、遠方にお住まいのご家族からご相談をいただくこともあります。
「親の家をそろそろリフォームしたいけれど、どう進めればいいか分からない」
「遠方に住んでいるので、何度も現地へ行くのが難しい」
など、お住まいについて気になることがございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
今後とも宜しくお願い致します。
実家の浴室リフォームをご検討の方へ
ご家族が遠方にお住まいでも、リフォームのご相談は可能です。
浴室の老朽化や段差、冬場の寒さなど、これからの暮らしを考えて「そろそろリフォームしたほうがいいかな」と感じたら、まずは現在のお住まいの状況を確認するところから始めてみませんか?
エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!


