みなさん、こんにちは! エールハウス社長、一級建築士・宅地建物取引士の伊丹です。
10月も後半に入り、急に12月くらいの寒さになって、皆さん体調は大丈夫でしょうか。私は順応できず、不覚にも風邪を引いてしまいました。マスクを付ける習慣が無くなりつつありますが、予防のためにもマスクの着用や手洗いは大事ですね。これから本格的に冬の季節になりますので、体調管理には十分お気を付けください。
さて、今回のブログでは、空き家問題の解決のために市役所や区役所などの行政に行ってきたことについてお伝えさせていただきます。
1,空き家問題は、どこの行政でも共通の問題
今回は弊社の営業エリアの中から
- 『藤沢市役所』
- 『鎌倉市役所』
- 『横浜市金沢区役所』
の3箇所の空き家担当の課へ伺ってきました。事前にお電話でアポイントを取って、朝一から藤沢市役所、鎌倉市役所、金沢区役所の順番で、各自治体で約1時間ずつ、情報交換も兼ねてお話しを伺うことが出来ました。
統計を調べれば一目瞭然ですが、いずれの自治体も現状すでに空き家が増えており、65歳以上の単身世帯の住宅、つまり将来的に空き家になる可能性がある住宅も多数あることから、今後も空き家が増えていくことは避けれれないと思います。その観点については、いずれの自治体の担当者の方々も危惧しており、どうにかしなくてはいけないと問題意識はお持ちでした。ただ、対策がなかなか進んでいないのが実態との印象でした。
住民からの空き家相談も、放置空き家の近隣の方からの相談で、例えば
- 「植木の手入れをしていないため越境しているので切るように指導してほしい」
- 「空き家に害獣が棲みついているようだから駆除してほしい」
など、自治体としても空き家所有者の方に対応していただくしかなくても連絡がつかないなど、なかなか解決ができずもどかしい、といった印象でした。
空き家所有者の方から「空き家を利活用したいから、相談に乗って欲しい」という相談はほとんどないのが実情だそうです。いずれの自治体の方々もおっしゃっていましたが、空き家になってからどうにかするのではなく、空き家になる前に所有者の方にアプローチをして、空き家にならないように利活用を勧めることがどうにかできないか、と課題意識をお持ちでした。
2,空き家問題の解決のためには、民間の力が必須
今回、各自治体の空き家担当の方とお話しをさせていただき、皆さんがおっしゃっていたのが「行政だけでは空き家問題の解決は難しい。民間の力が必須」とのことでした。ただ、公平の観点から、例えば特定の1企業に情報を提供することは出来ず、現状は不動産協会や士業の協会など、団体へ情報を流すようになるそうです。空き家問題を解決する、つまり空き家を利活用するには、大きく分けて3つの方法しかありません。売るか、貸すか、自分で使うか、です。いずれの利活用方法にも、弊社のような民間企業が関わらざるおえないでしょう。空き家になる前に所有者の方へ情報を届けるための情報発信やプラットフォームが必要になってくると考えさせられました。
3,最後に
今回は3つの自治体の役所に伺って、空き家問題の解決のための情報交換をさせていただきました。今後は空き家問題の解決のためのアイディアを出し合い、自治体と一緒に空き家問題の解決に向けて動いていきたいと思います。現在、空き家でお困りの方、または今後空き家になる可能性の住宅をお持ちの方、お気軽にご相談ください。
エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!



