トイレの詰りから発見! 古くなった排水マスどうしたらいい? 排水マス交換工事

こんにちは!二級建築士の田渕です。建築の世界に入って、早くも20年以上経ちます。今まで得た知識を活かして、お客様のお役に立つ情報をお届けいたしますので、よろしくお願いいたします!

今回のブログでは、古くなった排水マスを流れがスムーズな塩ビマスへ交換する工事事例をご紹介します。

現状とお客様からのご要望

  • トイレがつまり流せないので解消してほしい。
  • 排水マスが沈下して、直ぐに詰まってしまうので直したい。

【長年使用していた排水マス】

 

お客様へのご提案・工事内容

トイレの排水が起点で、家の周りを長距離に流れていくため、途中で汚物がとまってしまい詰まりやすい状況でした。

まずは生活が出来るように、排水洗浄でつまりを解消しました。

詰まりを解消した後に原因が判明したのですが、排水コンクリートマスが沈下して隙間が生じており、汚物が引っ掛かりやすくなっていたのでした。

そして、木の根も侵入していました!今後は木の根が侵入しないよう、流れがスムーズな塩ビマスの交換をご提案しました。

 

排水桝とは

排水マスはトイレ、キッチン、洗面、浴室などすべて1つの排水管に流れます。排水設計は起点(始まり)から終点(最終マス)を通り、道路にある下水へ排水されます。家の周りをまわって距離にして20~30m近く低勾配の排水管を流れていきます。

今回のお客様宅では、トイレの排水が起点で、家の周りを長距離に流れていくため、途中で汚物がとまってしまい詰まりやすい状況でした。最近のトイレは節水型で水量が少ないので詰まりやすい原因の1つです。

浴室などが起点にあると排水量が多いので押し流してくれる利点があります。

 

工事スタート

木の根が侵入し、進化してしまっていたコンクリート桝を塩ビ桝に交換していきます。

【既存排水マス】

【既存排水マス】

【既存排水マス】

【既存排水マス】

 

排水マスは地面を深く掘り、パイプの勾配を計算しながら行う、非常に繊細かつ重労働です。

この日は、気温も高く、大変でした。

 

完成しました!

以前の四角いコンクリートマスから丸形の塩ビマスに交換され、見た目もすっきりしました。

【新設排水マス】

【新設排水マス】

【新設排水マス】

【新設排水マス】

 

今後のメンテナンスは、2年程度を目安に排水洗浄をすることをお勧めしました。

【使用製品】 

  • 塩ビマス φ150

 

お客様の声

トイレが使えないのは、非常に困り、緊急に対応して頂き助かりました。長年使っていた排水マスで、経年劣化が著しい為、交換して頂いて安心出来ました。ありがとうございます。

 

担当者の声

お客様は、排水は普段気にせずに生活をされています。キッチンや浴室の豪華さは気にされます。その先に重要な排水があることを少し気にかけて頂ければ、より良いリフォームになると思います。

綺麗なキッチンや浴室に嫌な臭いや害虫が発生したら嫌ですよね。

水廻りリフォームの際は、一度、プロの私たちにご相談下さい。

 

エールハウスでは、建築士、インテリアコーディネーター、また整理収納アドバイザー1級、住宅収納スペシャリスト等の住まいに関わる資格を持った女性スタッフがおります。横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談下さい!

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