みなさん、こんにちは。エールハウス横浜店、二級建築士の西潟です。
10月に入っていますが、この数日は厳しい暑さが続いています。気温の変化が激しくなりそうなこの頃ですが、体調管理には十分に気を付けてお過ごしください。
今回のブログでは「突発的な水濡れ被害」への対応として、火災保険を使って、キッチンのタイル壁からキッチンパネルに張り替えた現場をご紹介します。
水漏れの原因調査と工事のご提案
水漏れ調査
水漏れ調査のため、お客様宅にお伺いし話をお聞きすると、
「以前壁付けの水栓をホームセンターで買い、自分で交換した。最近になって、既存のタイルが急に剥がれた」
とおっしゃっていました。
周辺の剥がれたタイルの中を確認してみると、ベニヤに水がしみているのが確認できました。水道の取付けをした際、締めが緩く水道の中で漏水している可能性が高く、そこから水がベニヤに漏れていったと考えられます。
表面からは水漏れが確認できなかったため、気がつかずに使い続けていた状態でした。
リフォーム工事のご提案
- 火災保険を利用して、リフォーム工事の費用負担を軽減
- 今後のお手入れや、汚れなどを考慮しタイルからキッチンパネルへの貼り替え
【保険と共済の違い】
火災保険は自分の入りたいもの(地震・風水害・汚物破損等)にどなたでも加入することができます。日々の支払額は共済より高いことが多いですが、いざというときに見積額を補償してくれることが多いです。
共済は組合に加入したり、加入している家族が入ることができます。火災保険のように誰でも入れるものではありません。みんなでお金を出し合って困っている方を助けましょう、という考えです。火災保険よりも日々支払う額は少ないことが多いですが、いざ助けてほしい時にお見舞金程度しか保証されないことが多いです(100万円の見積もりで40万まで、10万円の見積で3万まで等)。
【タイルからキッチンパネルにするメリット】
タイルには目地があるので掃除のしにくさや、目地の汚れが気になるという方がとても多いです。しかしキッチンパネルは溝がないので汚れにくく、水や油がはねてもサッと拭くだけなので日頃のお掃除も楽々です。
また、タイルは一枚一枚手作業で貼っていくためとても手間がかかりますが、キッチンパネルは3×6や3×8の大きさを加工して貼っていくので、タイルよりも早く簡単に貼ることができるので、施工費もタイルに比べると安く済む場合があります。
工事スタート!
既存の流し台を外しタイル・ベニヤを解体していきます
写真を見てもらうとわかるように、ベニヤにかなり水がしみている状態でした。幸いにも腐っていたり、シロアリの被害にはあっていなかったのでそのまま工事を進めていきます(念のため防蟻塗料を塗っています)。
給水給湯管も水漏れの原因となる場合があるので新しいものに交換します。
断熱材も、建てた当初の断熱材のままだったため、新しい断熱材を入れていきます。
ベニヤを張り終えたら新しいキッチンパネルを張っていきます。
カウンター部分も新しくしました。小口が見えてしまっているので、余ったカウンター材のフィルムを小口に利用し、木目が見えないようにしてくれました。大工さんのこだわりポイントです。
キッチンパネル張り替え工事完了!
既存の流し台を戻しコーキング処理・片付け・掃除をして工事終了です。
今回の工事で初めて火災保険を利用した工事のご提案をしましたが、保険を使うことでお客様の金銭的な負担を少なくなるので工事に取り組みやすくなると感じました。実際お客様も「保険を使って工事が出来てよかった、保険の提案をしてくれてありがとう」とおっしゃっていました。保険が下りない場合もありますが、申請することはできるので、災害や水濡れ被害等の際は一度相談していただけたら嬉しいです。
今後もお客様に合った提案をしていけるように日々勉強していきますのでよろしくお願いします。
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