みなさん、こんにちは! エールハウス社長、一級建築士・宅地建物取引士の伊丹です。
弊社はスローガンとして『100年住宅という思想』を掲げています。詳しくは弊社ホームページをご覧いただければ幸いですが、スローガンの通り、住まいは定期的にメンテナンスを行なうことにより、長持ちさせることが可能です。
しかし、住まいを長持ちさせても、そこに住む人々が長生きしないと意味がありません。そこで今回は、長生きできる住まいづくりについてお伝えしようと思います。
長生きポイント① 断熱性能を向上させる
現在、新築住宅を建てる際には、壁や天井に断熱材を使うのは当たり前ですが、古い住宅となると断熱材を使っていないことが多々あります。先日、当社でリノベーション工事を行なった現場でも断熱材が全く入っていませんでした。
断熱材を使っていない家は、簡単にいうと、真冬にコートやダウンジャケットも着ないで歩いている状態です。とても寒くて、ヘタをすると死んでしまいますよね。
【ヒートショックは交通事故の2.5倍の死亡率!】
実は、冬場にヒートショック(急激な温度変化により、脈拍の変動などが起こること)により住まいで亡くなる方は、交通事故で亡くなる方の2.5倍ほどいらっしゃるようです。
断熱性能を向上させることにより、室内の温度差を少なくして、快適で健康に過ごせる住まいにすることが可能です。
【断熱性能を向上させる方法】
- 断熱材を入れる
- 高断熱サッシに交換する
- 内窓を取り付ける
- 浴室がタイル張りであればユニットバスに交換する
など、住まいの断熱性能を向上させる方法は様々ございます。
長生きポイント② 床暖房を入れる
住まいを温める方法として、エアコンやファンヒーターなどございますが、住まいの住環境を向上させるには床暖房をお勧めします。床暖房には電気式と温水式がありますが、どちらも床を加熱し、加熱された床から放射される輻射熱で部屋を暖める仕組みとなっています。
『輻射熱』とはあまり耳にしない言葉だと思いますが、例えばキャンプなどでのバーベキューを思い出してください。火を起こし、日の中に肉を入れても、肉の周りだけ焦げてしまい、肉の中は焼けておらず美味しくありません。そこで、火から少し離してじっくり焼くと、お肉がとても美味しく焼くことが出来ます。これは火から出ている輻射熱が、肉に触れなくても伝わり、熱を通してくれているからです。
床暖房の場合、床から出ている輻射熱はもちろんですが、輻射熱が壁や天井にも広がり、壁や天井がさらに輻射熱を放出してくれます。つまり部屋全体が温かくなるのです。
床暖房はエアコンやファンヒーターのように風が発生しないので、部屋の空気も汚れないですし、ほこりも舞いません。赤ちゃんからお年寄りまで、みんなが快適に過ごせるオススメの商品です。
【床暖房だと運動量が増える!】
さらにポイントですが、床暖房だと人の運動量が増えるそうです。室内に温度差があると、人は動かないそうです。例えば、冬場はコタツに入るとなかなかコタツから出ようとしませんよね。
統計によると、床暖房にすると室内の温度差が少ないため、床暖房がない場合と比べて、1.5倍ほど運動量が増えているそうです。運動量が多いことによって、もちろん長生きにもつながります。つまり床暖房は健康に良いこと尽くしなのです。
長生きポイント③ 室内の空気を清潔に保つ
住まいには、室内空気を汚染するものがたくさんあります。例えば・・・
- 床やドアなどの内装建材
- ソファやテーブルなどの家具
- カーテンやカーペットなどの装飾品
- テレビやエアコンなどの家電製品
など、様々のものがあります。それらのものからは、少なからず室内空気を汚染する化学物質が発生しています。なぜなら、接着剤や可塑剤などを使用しているからです。
そして、人が摂取する空気の約6割は室内の空気が占めているそうです。つまり、
室内の空気が汚染されている=健康や長寿には不向き
と言えます。それではいけません。
【室内の空気を清潔に保つ方法を2つご紹介!】
1つ目は漆喰などの自然素材の材料を使用することです。漆喰とは、石灰石を焼いて水を加えたものを主原料とした素材です。室内の壁や天井に塗ることが出来ます。
漆喰には、家具や建材などから発生するホルムアルデヒドを吸着し、再放出させない機能があります。また、漆喰は呼吸する素材ともいわれており、冬場の乾燥や夏場の湿気を防ぐ効果もあります。さらに、塗物なので、バリエーション豊かな仕上げにすることも可能です。最近ではDIYで自分で塗る方も増えているようですね。
エールハウス旭店スタジオでは、店舗の一部を自然素材の珪藻土で仕上げています。ご興味のある方はお気軽にご来店ください。
2つ目の空気を清潔に保つ方法は、熱交換換気システムを入れる方法です。室内の空気を清潔に保つために、機械で新鮮な空気を採り入れ、汚れた空気を外に出す換気システムを入れる方法です。
この方法は、ある程度、家全体に手を入れる際でないと採用出来ませんが、機械で強制的に換気を行なうので、24時間、快適な住環境を実現させることが可能です。このシステムは屋外から取り入れた空気に、室内排気の熱を移し替える方法のため、外気温が0度でも、室内に入ってくる際は20度くらいの空気にすることが可能なので、ご安心ください。
今回は長生きする住まいづくりについてお伝えさせていただきました。住まいは、人間にとって多くの時間を過ごす大事な空間です。住まいでいかに快適に過ごすかによって、人生の幸せが決まると言っても過言ではありません。是非、この機会に長生きする住まいづくりについてお考えください。
弊社では建築士やインテリアコーディネーターなどの資格を有したスタッフが在籍しておりますので、お住まいの照明計画についてもアドバイスをさせていただきます。ぜひお気軽にご相談下さい♪
エールハウスでは、『皆様の暮らしが快適で笑顔があふれる住まいづくり』をきめ細かくお手伝いさせて頂きます。
エールハウスの各スタジオでは、常設で水廻り設備などを展示しています。お住まいのご相談やスタジオ見学など、お気軽にお近くのエールハウススタジオへお立ち寄りください。皆さまのお越しを、スタッフ一同お待ちしております(^^)/
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