みなさん、こんにちは！ エールハウス湘南店スタジオ、二級建築士の西潟です。
今回は『玄関ドアの工事』についてご紹介します。
現状
- ランマ・片袖ポスト付の木製玄関ドアが付いていました。外側は元の色が分からないほど日に焼けてしまっています。
- 片袖にポストがあり、内側に傘立てを置いているのでお便りが入ると濡れてしまう。
- 傘立ての中に小さいお便りが入りこんで気づかないことがあると伺いました。
お客様へのご提案
- 玄関ドアを新しいアルミの玄関ドアに交換する。
玄関ドアを交換し、新しいポストをドアとは別に外部に付けることでポストの問題は解決し、防犯性・意匠性も今より高くなります。
- ポストは片袖に着けるのではなく、ドア横の壁に新しく取り付ける。
工事スタート
【新しいドアの搬入】
工場で組み立てた枠と扉です。工場である程度組立されているので施工も早くできます。
【養生】
作業箇所はブルーシートで養生を行います。
【既存ドアの撤去】
割れる可能性があるので、ガラスを先に撤去していきます。
飾り格子も撤去していきます。職人さんはたくさん作業しているので、手際良く素早く作業を行っていきます。
内側の枠も取ったら外側の枠だけを残します。
今回は『カバー工法』と言って、既存の外枠に新しい枠を取付ける工法になっています。枠を壊さないことで、外壁補修をする必要がないので、一日で作業が完了するメリットがあります。
新しいドアの取付け、完成
枠と扉を付け廻りをコーキング処理したら完成です。
元々はランマ無しの予定で現状のドアよりも高さが高くなる予定でしたが、採寸時にランマ無しだとドアを開けた時に、玄関の下がり壁に当たってしまう可能性があったので、ランマありに変更しました。
高さが予定よりも小さくなる分、片袖部分の寸法を小さくし、開き部分の開口幅を大きくしていただきました。
リシェントは二段階開き角度を変えることができます。あまり使い分けることはないかもしれないですが…
そして内側の鍵の赤丸の部分を押しながらつまみを引っ張ると、鍵のつまみ部分が取れる仕組みになっています。もしガラスを割られてもつまみが無いと回せないので開けられる心配がありません（下側のつまみだけの仕様です）。
ポストも出仕入れがしやすい大きいものに交換しました。これで郵便物が濡れる心配も、気づかなくなる心配もありません。
採用商品
【玄関ドア】
- メーカー：リクシル
- 商品名：リシェントN16型 片袖飾りランマ付き
- カラー：ミディアムチェリー
【ポスト】
- メーカー：ハッピー金属
- 商品名：パッピーポスト 681－SB 鍵無し
お客様から、見た目がすごくきれいになった、扉にもガラスが付いているので以前よりも玄関全体が明るくなった気がする、もっと早くやっておけばよかったと言っていただけました。
いかがでしたか？玄関ドアの工事を考えている方へ参考になればうれしいです。
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