こんにちは!寒いのも暑いのも嫌いなエールハウス藤沢店、二級建築士の廣橋です。
常日頃からどうしたら快適に過ごせるご提案を出来るか考えております。自称、断熱材マニアです(笑)
さて、ブログが断熱などの話に偏りがちですが気にしません!今日も断熱材についてお話していきます!
建築で使われる断熱材の種類は数多くあります。
繊維系断熱材
グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー等
この中ではグラスウールが木造住宅では一般的に使われている事が多いと思います。10年ほど前から従来のグラスウールより同じ厚みで15%ほど性能がUPした商品が主流となってきました。ロックウールはグラスウールと似た製品で、鉱物を繊維化した断熱材です。グラスウールより若干ですがお値段と性能が上がります。
セルローズファイバーは、新聞紙に様々な添加物を付加して壁内や天井に吹き込んで断熱する方法で、リフォームなどではなかなか扱う事が少ない断熱材ですね。最近はリノベーションで大規模に工事をする際は、断熱性を向上させるために使用することも多くなってきております。注目の断熱材です!
発砲プラスチック系断熱材
ビーズ法ポリスチレンフォーム、押出法ポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、フェノールフォーム等身近な物ですと発砲スチロールが想像しやすいと思います。クーラーボックスや冷蔵庫などの中にも使われていますね。床下に入れられる事が多いのは押出法ポリスチレンフォーム、現場で吹き付けウレタンといわれるのは硬質ウレタンフォームになります。
フェノールフォームは高い断熱性、難燃性があり、高性能な断熱材ですが、お値段が非常に高く中々採用がしにくい商品です。マンションの断熱リフォームに採用されるケースも多いです。
最近ではLIXILさんから「ウォールインプラス」という真空断熱材を用いた商品が発表されました。使い勝手などは条件により様々だとは思いますが、施工方法と性能を見ると非常に魅力的だと思います。発売されたばかりなので、まだまだお値段は高いですが、普及してくれば今後一番オススメ出来る断熱改修工事になるかもしれませんね!
大規模リフォームやリノベーションの場合、断熱工事の選択肢は多いと思います。しかし部分的な改修工事の場合、壁や天井にはグラスウールが施工性やコストパフォーマンスに優れ、床には発砲プラスチック系断熱材の充填が、様々な観点からまだまだ主流なのではないでしょうか。
何かの工事のついでになる事がほとんどですが、断熱改修をして快適な生活空間を作ってみませんか?ご予算とご計画に合わせてぴったりのご提案をさせて頂きます。
ご用命の際は『断熱マニア』であるヒロハシまで是非ご相談下さい♪