便器のうしろのホコリに憂鬱・・・お掃除しやすいトイレにリニューアル！

　こんにちは。エールハウス藤沢店スタジオ、リフォーム・リノベーションアドバイザーの川西です。

　皆さまは、トイレの便器の後ろのお掃除ってモヤモヤしませんか？

　便器や洗浄便座が邪魔で思ったように手が届かず、這いつくばってやっとの思いで雑巾がけしたものの、洗浄便座の電源コードや巾木には埃が溜まり毎回のお掃除が憂鬱・・・という事が多いと思います。

　今回は、お客様満足度の非常に高い【TOTOのシステムトイレ　レストパル】の施工例を、「お掃除」というキーワードでご紹介したいと思います。これで便器裏の憂鬱なお掃除から解放されますよ！！

現状の確認

　工事前のトイレです。

　元々付いていた便座が壊れてしまったとのことで、量販店にて購入された洗浄便座をご自身で取り付けられたそうです。見てみると、便座の固定金具がゆるんで便座がズレてしまっています。

　フローリングも便器の取り合い付近で変色してしまっています。

　壁紙は見たところ状態は良いように見えますが、長年の尿ハネなど考えると今回のリフォームで貼り替えておきたいとお話しを伺いました。

お客様のご要望

節水型のタイプでお掃除がしやすく標準的な物でよい。おすすめのメーカーでお願いしたい。
床のフローリングは汚れと水ハネによって変色することと、目地に汚れが溜まるのでお掃除のしやすいクッションフロアにしたい。
天井の壁紙は奇麗なので、壁だけビニールクロスを貼り替えたい。

お客様へのご提案

　便器・洗浄便座のメーカーに関しては、どのメーカーも大変清掃性に優れ、各メーカーそれぞれの良さがあります。ただ、数多くトイレのリフォームをさせていただいた中のお客様から、ご意見として次のようなお話を伺いました。

「LIXILのトイレからTOTOに替えたらウォシュレットの音がうるさく感じる」
「TOTOからLIXILのトイレに替えたらウォシュレットの水圧が弱くなった気がする」

　機種や個人差・感覚の差など、色々あると思うのですが、今まで取り付けていたトイレのメーカーと違うメーカーに替えたお客様から上記のお話をお聞きしました。

　そのお話を今回工事されるお客様に伝えたところ、「他社のトイレに交換して、色々と気になるのも嫌かな」ということで、今お使いになっていて使い勝手の良いＴＯＴＯの便器・ウォシュレットに交換することにしました。

　便器の種類ですが、TOTOの主力製品のラインナップは大きく分けて下記の３つがあります。

ネオレスト　GG

レストパル

ピュアレストEX・QR・MR

　お手頃価格で、お客様に多くお求めいただいているトイレはピュアレストQRになります。ただ、奥様のご要望のキーワードは「お掃除がしやすいトイレ」とのことでした。

　そこでピュアレストQRではなくレストパルを勧めさせていただきました。レストパルの特徴は何といっても本来タンクがある空間部分が全てキャビネットに覆われていて、中央部分にタンクが収まる部分があります。左右の扉の中にはトイレットペーパーや日々のお掃除グッズを収納できるようになっています。

　さらに、意外とホコリの固着しやすい吸水ホースやコンセントケーブルもすっきり隠してくれるのです。生活感のでる掃除用具や配線など見せたくないものは隠して、便器の裏のお掃除からも解放される。今まで施工させていただいた沢山のお客様にも、『本当にやってよかった』とご満足いただいている商品なのです。

　ピュアレストQRとレストパルで迷われていたお客様でしたが、一度替えたら長い年数お使いいただく便器ですので、ピュアレストQRに比べ金額面が高くなりますが、この先のご満足度を考えると決して高い金額では無いと熱く語らせていただき、その熱意が奥様に伝わり、最終的にはレストパルシリーズにお決めいただきました。

工事スタート！

　まずは養生です。作業通路を汚さないよう時間を掛けてでもしっかりと養生します。

　次に下地工事です。レストパルのキャビネットをしっかりと固定するため、メーカーの指定位置に下地材を入れます。今回は桟木と合わせて、クロス下地用合板『Mクロスボード』を背面の壁に張りました。

『Mクロスボード』とは

芯材が石膏ではなく針葉樹合板になっています。クーラーの取付部や手すりの取付部などの下地補強や、木ネジ強度が通常のラワンベニヤ下地よりも強いので、ネジ保有力を必要とする部位に最適です。

表面のシートにより芯材のアク・シミなどが表面に出るのを防ぐので、クロスの変色の心配がありません。

ホルムアルデヒドなど、室内の空気環境に配慮した商品です。

板厚も石膏ボードと同じ厚みですので、部分的な工事が必要とされるリフォーム工事にも最適な建材です。

※詳しくは　地球樹MクロスHPへ　伊藤忠建材株式会社：地球樹：地球樹Mクロス (ick.co.jp)

　下地入れ完了です。コンセントもメーカーの指定位置に移設しました。既存便器を取り外した後はこのようにクッキリと跡が残ります。

　今度は内装の職人さんが入り、壁紙を仕上げました。床はクッションフロアシート仕上げに変わりますのでフローリングの目地を全てパテ処理して平滑にならします。

　内装が仕上がりました。クロスの柄は、お客様にじっくりと決めて頂いたものです。最初はシンプルに白基調でとのご希望でしたが、トイレは長時間いる場所ではないので、せっかくリフォームするなら色柄などを入れてみてはいかがですか？と提案させていただきました。ブルー・グレー系のとてもセンスの良い清潔で落ち着いた空間になりました。