こんにちは!二級建築士の笹川です。みなさん、『低炭素建築物』ってご存知ですか?
現在、エールハウスでは低炭素住宅を3棟建設中です♪(2019年完成予定) →いよいよ着工!地盤補強工事【保土ヶ谷区新桜ケ丘】新築分譲住宅3棟
今回は低炭素住宅について、税制優遇なども含め、ご紹介したいと思います。
低炭素建築物とは、建築物における生活や活動に伴って発生する二酸化炭素を抑制するための低炭素化に資する措置が講じられている、市街化区域内等に建築される建築物を指します。
国土交通省低炭素建築物認定制度パンフレットより引用
つまり地球温暖化対策として、二酸化炭素が多く排出される都市部の建築物を、省エネルギー性能を持たせて、低炭素化させた建築物になります。
低炭素住宅
低炭素住宅とは、省エネ基準を超え、低炭素建築物の基準を満たし、各所管行政庁から認定を受けた戸建て住宅になります。
低炭素住宅の認定基準
- 省エネ法の省エネ基準に比べ、一次エネルギー消費量(家電等のエネルギー消費量を除く)が10%以上少なくなること
建物の外と接する部分の外皮の断熱性や日射遮蔽性などの断熱性能を持たせ【断熱性能等級4】、建築設備(暖冷房、換気、照明、給湯)を省エネのものを採用し、エネルギーの消費を低減します。
- その他の低炭素化に資する措置が講じられていること
以下の項目から、2項目以上選択します
- HEMSの導入 エネルギー使用の「見える化」などにより、低炭素化に資する行動を促進する
- 節水対策 節水型機器の採用や、雨水の利用など(節水型トイレの採用など)
- 木材の利用 木材などの低炭素化に資する材料を利用(木造住宅)
- ヒートアイランド対策 敷地や屋上の緑化などで、ヒートアイランド抑制
など8項目(詳細は国土交通省HP「低炭素建築物認定制度 関連情報」を参照してください。)
低炭素住宅の設備って?
参考までに、実際に弊社で建てている低炭素住宅の仕様の一部をご紹介します。
- 節水型トイレ
- 高断熱浴槽
- 節水型水栓(浴室、キッチン、洗面室)
- エコキュート(電気の場)
- エコジョーズ(ガスの場合)
- Low–E複層ガラスの窓
- 断熱玄関ドア
…などなど、様々な省エネ設備を採用しています。
低炭素住宅にすると、いいことが!
- 冬はあったかくて、夏は涼しい!
一般住宅に比べて、断熱性能や省エネ性能が優れているので、冬も夏も過ごしやすいです。
- 公共料金が安くなる
節水型の設備を使用しているので、水道料金は安くなり、給湯器やエアコンなども、電気やガスの消費が少なくすむため電気・ガス代も安くなります。
- 税制の優遇を受けられる
住宅ローン減税:住宅ローン残高の1%を10年間、最大500万円まで控除
所得税額の特別控除:自己資金での取得に控除、その年分のみ1年間控除額最大65万円
登録免許税の減税:登録免許税の税率を軽減、保存登記税率0.1%一般住宅よりもさらに優遇
今回は、低炭素住宅についてご紹介いたしました。この他にも新築の仕様には、長期優良住宅や耐震住宅などもあります。リフォームだけでなく、新築のご相談もお受けいたしますので、お気軽にご相談ください。