こんにちは! リフォームアドバイザーの荒川です。
今回ご紹介させていただく身近なお役立ち情報は、昔と今のトイレの節水事情についてです。
最近のトイレは節水効果があるという話を聞いたことはありませんか?
昔のトイレは水を多く使うので、『トイレを新しくすると水道代が安くなる』とよく言われています。家族みんなが毎日利用するものなので、少しでも節水になれば家計が助かりますよね。
では、どのくらい違うのか、早速ご紹介していきます!
実際、各メーカーが改良に改良を重ね、昔に比べて格段に水道の使用量の少ないトイレを開発しています。トイレの機種や家族の人数、地域等にもよりますが、ある試算では、なんと年間約14,000~15,000円も差が出るケースもあります。
ここにある従来品とはTOTOの1987年~2001年商品(C720R)のことで、1回流すごとに13Lもの水を使っていたのに対し、最新のトイレでは3.8~4.8Lの水の使用で、最大70%以上もの節水効果があります。
ただ同じように使用していても、これだけ差があるのは本当にありがたいですね。
更に!機種によっては、通常の小ボタン(3.3L)だけではなく、eco小ボタン(3L)という、男子小用時やお掃除などのペーパーを流さない時用に、通常よりも更に節水出来るようになっている商品まであります。
また、節水だけではなく、待機時の保温電力を抑える機能や、使用頻度を記憶して時間の少ない時間帯は自動的に便座の温度を下げる機能などの節電機能もあったり、便器の形状や便器の表面の加工技術によりお掃除がぐっとラクになっていたりと、節電・時短の効果まであります。
最後に、こんなデータがありますのでご紹介します。
東京都水道局 平成27年度
一般家庭水使用目的別実態調査より引用
- 風呂 40%
- トイレ 21%
- 炊事 18%
これは、東京都水道局による平成27年度の「一般家庭水使用目的別実態調査」というもので、一般家庭における水道使用量の内訳では、トイレはお風呂に次いで2番目ということですから、非常に多くの水をトイレで使用していることがわかります。
実はこのデータ、過去のものもありまして、平成18年度版ではどうやら今と少し違うのです。
- トイレ 28%
- 風呂 24%
- 炊事 23%
お風呂とトイレの順位と割合が大きく入れ替わっています。
これは、はじめにご紹介したように、ここ数年でトイレの節水性能が大幅に向上していることからだと言われています。そういった高い節水効果のある新しいトイレが増えてきていることで、実際にトイレでの使用量が削減されたのではないかということなのです。
いかがでしたでしょうか。
こうやって考えてみると、トイレのリフォームは、ただ古いものを新しくするというだけでなく、何の我慢や節約も必要のない無理なく出来るエコにもなりますね。
トイレのリフォームをお考えの方はぜひご参考にしてみてください。今後も身近なお役立ち情報をご紹介していきますので、宜しくお願いします。