こんにちは! エールハウス藤沢店店長、一級建築士の吉田です。
本日は、『タイルを用いて改修した補修工事』Part2をご紹介いたします。前回のブログはコチラ(『門は、一番初めにお客様が見る家の顔』 タイルを用いての外構補修工事【Part1・ポスト交換】)
今回の現場は、アプローチのタイル補修・段差解消工事の事例です。
こちらのお客様は、アプローチの土間の小さな段差のタイルが欠けて来てしまったので、修理して欲しいとご依頼いただきました。また、お母様が買い物に行くときにキャリーカートを使うので、段差がないほうが好ましいとのことでした。
現場の調査&お客様へのご提案
- 150角の土間タイルをベースに貼られていました
- 欠けた部分は角垂れ付き段鼻タイルという30ミリ折れ下がった役物タイルで一部分破損していました
- 土間部分のタイルも一部割れていました
寸法が150ミリ×75ミリのサイズでしたので『150ミリ角段鼻タイルを用いて、補修工事を施工する』計画をご提案いたしました。
溝があるタイルをスロープ状に一列施工
欠けた角垂れ付き段鼻タイルをきれいに外して、下の段のタイル部分を150ミリ角段鼻タイルがぴったり収まる所で切断し、新たにタイル(滑らないように溝があるタイル)を斜めに、スロープ状に一列施工いたしました。
補修するときに一番問題となるのは『同じタイルは現存しない』ということです。どこのメーカーのどんなタイルを使用するかが問題となります。なにしろ、30数年前に施工されたタイルと同じものは今では揃える事も出来ません。また、全部を貼りかえるには時間も掛かり、余計なコストも掛かってしまいますので、お客様にご負担が掛かってしまいます。なによりも他の部分のタイルはまだ大丈夫なので、もったいないです。
土間のタイルの一部分は、既存に近いタイルで補修し、工事完了です。
今回のような段差部分補修の場合、私はお客様に似たようなタイルを探して貼るより、逆に全く違った色のタイルをデザインして貼った方がいいですよ。とアドバイスしています。
色が変わっていれば目に付きやすいので、スロープになっている事も目立って注意を引きます。使う人にも安心・安全です。
これからも『お客様のお役に立つ情報』をお伝えしていきます!
横浜・藤沢・湘南エリアでリフォーム・リノベーション・新築をお考えの際は、お気軽にエールハウスまでご相談ください!